-145℃ ページ5
【千葉県 某市】
「ーー基本的な活動はまあ犯罪の取り締まりかな。出動の依頼があったり、こうしてパトロールすることで抑止したり・・まあアイスさんの娘さんなら知ってるよね」
『でも、実際にこうして同行するのは初めてですし、それに父の活動はなんでも屋に近い感じでしたから苦笑』
父さんは自宅を事務所に構え、その仕事は多岐に渡っていた。居なくなった飼い猫の捜索や、夫婦喧嘩の仲裁、近所のおばあちゃんの話し相手、俺たちの幼稚園にヒーローのお仕事紹介と称して来たこともある。
「でもね、それが本来のヒーローのあり方だと俺は思うよ。”困ってる人を救ける”。どれだけヒーローのあり方・活動が多様化した現代でもその根幹は変わらない。俺はそんなアイスさんのシンプルなやり方を今でも尊敬する」
『俺もです・・！』
一見和やかに話しているように見えるが
よく見るとフォックスさんの耳や鼻は微かに動き続けている
こうして俺の話相手をしながらも神経は周囲に向けられているのだ
やっぱりプロって凄い・・
「フォックス〜！///」
「どうもw」
時々こうして黄色い声が飛んでくる
小さく手を振りファンサするフォックスさん
初めて見た時からなんとなく感じてたけど
彼はかなり人気らしい(おそらく女性を中心に)
『フォックスさん・・人気なんですね』
「ありがたいことに好いては貰えてるみたいだね。毛並みを整えてるお陰かな笑」
『(冗談なんだろうか？本気なんだろうか？；いまいち掴みにくいところがある苦笑)』
「まあでも、見た目というか見え方？そういうのはヒーローにとっては重要だよ。救けられる人が安心してもらえるような振る舞いをするのも、俺たちの義務だからね」
ヒーローは信頼が命だからね。そう言って自慢の尻尾をフワリと振った。
『安心・・か』
「まあ、そんな気負わなくても大丈夫。君はナチュラルにそれが出来そうだ」
『そうですかね…////』
なんだか褒められてる気がして照れる
「-さて。今俺たちはどこに向かっているでしょうか？」
『え？えーと…』
「実は先程からある男に目をつけて尾行しています」
『え…「きゃあっ！」
俺がもう一度聞き返そうとした時、少し前から悲鳴が聞こえた
「テンペロック！彼女の方を！」
それだけ伝えると、フォックスさんは高く跳躍し、凄い早さで前方へと駆けて行った
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皐月(プロフ) - 船長さん» コメントありがとうございます！オリキャラを褒めて頂けるなんて夢みたいです泣 ありがとうございます！フォックスは個人的にも好きなキャラなので、ちょこちょこ出せたらと思います(*´∇｀*) (2018年10月15日 21時) (
レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - フォックス好きです個人的に狐が好きなのでツボを突かれてちょっとまずいです。相澤先生大好きが揺れましたこれからも頑張ってください応援しています！ (2018年10月13日 22時) (レス) id: fd292f592c (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます＾＾亀更新で申し訳ないですが、頑張って書き続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します！ (2018年10月8日 21時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります!!頑張ってください(@>ω<)ノ★彡 (2018年10月8日 15時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 檸檬さん» コメントありがとうございます！そのように評価して頂いて恐悦至極です泣 これからも楽しんで頂けるよう頑張りますので、よろしくお願い致します＾＾ (2018年9月25日 22時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年8月23日 23時
