-157℃ ページ18
「速すぎるよ・・フォックス・・w」
「悪いが速さには一家言あってね」
「・・・まあいい。印は刻んだ。楽しみは先にとっておくさ」
「印・・？」
「またな。人殺しの娘・・w」
『！？(え・・？；)』
「逃がすか！！」
身を翻す男を、フォックスさんが追う
「フォックスさん！」
「グレイ！テンペロックを頼む！」
「え？え！？」
戸惑うグレイさんと俺を残してフォックスさんの姿は見えなくなった
「Aちゃん！血が・・！」
『大丈夫です… 大した傷じゃ…』
「大したことなくないって。手当てしに戻ろう」
俺はグレイさんに連れられ、救護場へ戻った
深くない筈の腕の傷がやけにジンジンと痛んだ
ーーーーーーーーーー
【キング・レオヒーロー事務所】
「-傷の方は？」
『大丈夫です。血は止まってますし、大した怪我じゃありませんw』
心配するレオさんに、俺は笑ってそう答えた。実際大した傷ではなかった。2度の斬撃が同じ右腕を掠めたが、深さは大したことなく、出血もすぐ止まった。
「危険な目に遭わせてすまなかった」
『なんでレオさんが謝るんですか⁈;確かにヤバそうな奴でしたけど、フォックスさん達のおかげで、ピンピンしてますよ？』
「俺は手当てしただけだけどね〜苦笑」
『むしろ1人で行動してしまいすみません;』
「…助けたいと思ったんだろう？今回は結果的に相手が敵だったわけだが、その気持ちは決して間違ったものじゃあない」
『…！』
「君の父親は、敵にすら手を差し伸べるような深い懐を持った奴だった。少なからず君にもその血が流れているのかもしれんなw」
『…そうだとしたら、嬉しいです…w』
“またな。人殺しの娘”
ふと、先ほどの敵の台詞がリフレインする。
あれは、一体どういう意味だったんだろうか。
イかれた敵の戯言？でも、あいつは俺を知ってるようだった。
“お前を切らないと、止まった俺の時間は動き出さないんだよ！”
あの殺意は俺に…？それとも…アイス・ロックの娘に…？
「どうした？A。やはり痛むのか？」
『…！；いや、ちょっと疲れてしまって苦笑』
思考の海に沈もうとする俺を、レオさんの声が引き揚げた。咄嗟に誤魔化す言葉が出て来てしまった。
「今日はかなり活躍してくれたみたいだしな。仕方のないことだ。今日はもうゆっくり休むといい。なに、君に傷を負わせた不逞な敵なら時期にフォックスが捕獲するだろう」
『…そうですねw』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
皐月(プロフ) - 船長さん» コメントありがとうございます！オリキャラを褒めて頂けるなんて夢みたいです泣 ありがとうございます！フォックスは個人的にも好きなキャラなので、ちょこちょこ出せたらと思います(*´∇｀*) (2018年10月15日 21時) (
レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - フォックス好きです個人的に狐が好きなのでツボを突かれてちょっとまずいです。相澤先生大好きが揺れましたこれからも頑張ってください応援しています！ (2018年10月13日 22時) (レス) id: fd292f592c (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます＾＾亀更新で申し訳ないですが、頑張って書き続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します！ (2018年10月8日 21時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります!!頑張ってください(@>ω<)ノ★彡 (2018年10月8日 15時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 檸檬さん» コメントありがとうございます！そのように評価して頂いて恐悦至極です泣 これからも楽しんで頂けるよう頑張りますので、よろしくお願い致します＾＾ (2018年9月25日 22時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：皐月 | 作成日時：2018年8月23日 23時
