-152℃ ページ13
モフンッ
『ご、ごめんなさい；』
「いいよ。力が入らないんだろう」
『はい・・；』
「提言した俺が言うのもなんだが、ここまでとは思わなかったよ苦笑」
『すみません・・』
「窓ガラスはまあ、大丈夫だよ。換えれば済むことだしw俺の服もねw」
あっけらかんとして言ってくれてるけど、本当に大丈夫だろうか；
いや、明日レオさんにちゃんと謝ろう・・。
「どうやら強制的に肉体を活性化してるから、疲労も凄いみたいだね。そこはまあ、おいおい調節していけばいいんじゃないかな」
『・・ありがとうございます。フォックスさんのおかげで・・』
モフ・・
『？』
口に当たる金色の指
「いいんだよ。君の力になれたのなら、それで十分だから」
色々惑わすような言い方してごめん。
フォックスさんはそう言って俺を抱え上げた
『ちょ・・！フォックスさん・・！？///;』
「今日はもう休みな。職場体験は明日もあるんだよ？」
『いやそれは分かってますけど・・！』
下ろしてくれという俺の願いはとうとう聞き入れて貰えなかった泣
その夜部屋に帰って、俺は母さんにメールを打った
帰ったら個性の使い方を教えて貰えるように
『(フォックスさん、本当にいい人だな・・俺にここまでしてくれて・・父さんの人徳のおかげ・・かな・・w)』
亡き父の人望の厚さに感謝しながら俺は眠りについた
ーーーーーーーーーーー
「ーいや〜凄いね。９本だよ？俺の尻尾９本出しても受けきれなかったんだwまだ付け根がビリビリしてるよ苦笑」
「・・そうですか。」
自身の尾をさすりながらそう笑うフォックスに
電話越しの相手は短くそう答えた
「凄いねあの子。きっとどんどん強くなるよ」
「良かったら本人に言ってやって下さい。きっと喜びます」
「考えとくよw」
彼の自慢の尻尾のようにその言動の真意は揺らいでいて、つかみ所がない
それでもAのことを気に入ったらしいことだけは口振りから伝わってきた
「でも体育祭見て驚いたよ。まさか君が彼女の担任してるなんてさ」
「・・・俺が一番驚いてますよ」
「あははw違いないw」
彼らしい返答にカラカラとフォックスは笑う
「彼女を見てるとね。思うんだ。”ああ、アイスさんはまだ生きてるんだなって” ・・・君もそうなんだろ？・・・・イレイザー。」
深い闇に浮かぶ月を横目に、かつて共に奔走した同胞にそう投げかけるのだった
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皐月(プロフ) - 船長さん» コメントありがとうございます！オリキャラを褒めて頂けるなんて夢みたいです泣 ありがとうございます！フォックスは個人的にも好きなキャラなので、ちょこちょこ出せたらと思います(*´∇｀*) (2018年10月15日 21時) (
レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - フォックス好きです個人的に狐が好きなのでツボを突かれてちょっとまずいです。相澤先生大好きが揺れましたこれからも頑張ってください応援しています！ (2018年10月13日 22時) (レス) id: fd292f592c (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます＾＾亀更新で申し訳ないですが、頑張って書き続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します！ (2018年10月8日 21時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります!!頑張ってください(@>ω<)ノ★彡 (2018年10月8日 15時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 檸檬さん» コメントありがとうございます！そのように評価して頂いて恐悦至極です泣 これからも楽しんで頂けるよう頑張りますので、よろしくお願い致します＾＾ (2018年9月25日 22時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年8月23日 23時
