−44℃ ページ49
キーンコーン
昼休みを終え、午後の授業の始まりを告げるチャイムが鳴り響く
「ーー今日のヒーロー基礎学だが・・・俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった」
「(なった・・？特例なのかな)」
『・・・』
相澤の発言が少し気にかかる緑谷。一方Aはその意味を少なからず理解していた。
そこに瀬呂が手を挙げる
「はーい。今日は何するんですかー？」
「災害水難なんでもござれ、人命救助訓練(レスキュー)だ！！」
”人命救助”というヒーロー業の代名詞のような内容にクラス中が湧き立った。
しかし、案の定相澤に釘を刺され、一通りの説明の後、着替えて移動用のバスに集合する運びとなった
『救助訓練かwなんか腕がなるなw』
「ああ」
「おい、轟、融沸。さっさと着替えに行け、バスに乗せねえぞ」
『それは勘弁；行こうぜ焦凍』
相澤に脅され、そそくさと出ようとするA
しかし
『あ！先生！』
「なんだ」
『ありがとw』
「・・・いいから行け」
『はーい！』
「・・・落ち込んだり、喜んだり、忙しい奴だな」
出て行ったAの後を見て思わず笑みのこぼれる相澤であった
ーーーーーーーーーー
準備の終わった生徒達が続々とバスの周りに集まっていた
「Aはコスチュームにしたのか」
『ん？ああ。こっちの方が外気に肌が触れ易いから、温度の探知がし易いんだ』
「だからメッシュ生地だったのか」
幼なじみにしては露出の高いコスチュームだと不思議に思っていた轟であったが
それならばと得心する
「バスの席順でスムーズに行くよう番号順に二列で並ぼう！！」
『飯田君はりきってんなーw』
「番号順か」
言われた通り並んで乗り込んだ俺たちだったが・・
『観光バスタイプじゃなく、市街バスタイプだったな苦笑』
バスの形が異なり、結局各々バラバラに座る形となった
『飯田君、ドンマイ』
「くっ・・！」
「おいA！突っ立ってねえで座れや！」
『はいはい、分かったよ。いちいち怒鳴んなってw元気だなー勝己はw』
「撫でんな！アホか！／／」
「(あのかっちゃんを猫扱い・・Aちゃん、やっぱりすごい；)」
と出久が思ってるとは露知らず、そのまま勝己の隣に座ろうとしたが
「A」クイクイ
『ん？』
「ここ、空いてるぞ」
『ああwありがとうなw』
焦凍に腕を引かれた俺は焦凍の隣に座ることにした
怒ってる勝己の隣に座るのも、また逆鱗に触れそうだったしな
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皐月(プロフ) - あるとさん» ご指摘ありがとうございます。参考にさせて頂きます＾＾ (2018年6月24日 22時) (
レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
あると - wは小文字の方が見やすいと思います。 (2018年6月24日 22時) (レス) id: 73ab1bcf3d (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました； (2018年6月3日 22時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ12で、「行ってくる」が「言ってくる」になっています。 (2018年6月2日 20時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - クローバーさん» コメントありがとうございます…！不慣れな点も未だ未だありますが、頑張らせて頂きます(´；Д；`) (2018年4月29日 1時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年3月28日 0時
