−40℃ ページ44
焦凍に名前を呼ばれたかと思うと、腕の中にすっぽりと俺の体は収まっていた
「大丈夫か？；」
『お、おおう；(び、びっくりした；)』
雪崩から俺を庇ってくれたらしい。そのまま壁際に追いやられ、焦凍に壁ドンされるような形になったところで移動は収まった。
「収拾つかなくなってんな；どうする・・？A」
『(いやあ焦凍；顔近いんだが・・ちょっと照れるぞ、この距離は；)』
「？A？」
いつもはそんな気にしない筈の距離なんだが、自分でするのと焦凍にされるのとではどうも違うようで・・ってか気付かなかったけど、結構お前身長伸びてたんだな／／／
って、今はそんなこと考えてるときじゃねえ、このパニックをどうにかしねえとな！
『焦凍！少しで良い！氷くれ！』
「あ、ああ」
キンッ・・・
直ぐさま焦凍は俺の後ろの壁を少しだけ凍らせる
「よっし！」
俺はその氷を水に換え、小さな水の浮き雲を作った。
『焦凍！俺に掴まれ！』
焦凍を乗せ、生徒の頭上をフワフワと浮かんでいく。
スピードは出ないが、状況を俯瞰するには十分だろ
「A、あれ」
焦凍の指す方を見ると、窓の外に朝見たマスコミ集団が敷地内に入ってるのが見えた
『あれが警報の原因・・？だったら避難なんかする必要はねえよな・・・』
無闇に広がったパニックを鎮静する方法を考えていると
「大丈ーーーーーーーーーー夫！！」
「あれは・・」
『飯田くん！？』
そこには生徒の注目を集め、非常口のポーズをして皆に呼びかける飯田君の姿があった
飯田君の呼びかけにより、安堵した生徒達は落ち着きを取り戻したようだった
「・・・なんとか収まったみてえだな」
『ああwじゃあ俺等もそろそろ・・・・！？』
「？Aどうした？」
『(なんだこの感覚・・・冷たい気配が・・二つ？；)・・・っ！』
「A！？」
俺は雲を降り、体力テストの時の要領で手から蒸気を射出して気配の方へ急いだ
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皐月(プロフ) - あるとさん» ご指摘ありがとうございます。参考にさせて頂きます＾＾ (2018年6月24日 22時) (
レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
あると - wは小文字の方が見やすいと思います。 (2018年6月24日 22時) (レス) id: 73ab1bcf3d (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました； (2018年6月3日 22時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ12で、「行ってくる」が「言ってくる」になっています。 (2018年6月2日 20時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - クローバーさん» コメントありがとうございます…！不慣れな点も未だ未だありますが、頑張らせて頂きます(´；Д；`) (2018年4月29日 1時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年3月28日 0時
