-28℃ ページ32
ヒュンッ
ヒュンッ
バシャッ
パキンッ
轟は銃弾の雨の中を防戦していた。
飛んでくる水の弾丸、氷の弾丸は容赦なく轟を襲う
『どうしたヒーローッ！氷でも炎でもなんでも使ってこいよ！
早くしないと制限時間過ぎちまうぜ！』
氷で動きを封じることが効果的ではないことは先ほどビルごと凍らせた際に痛感していた
フロアに上がってきた時、Aどころか隣の核兵器も全く凍ってなかったのである
いや・・すでに凍っていたという方が正しいかAと核兵器は対象二つをすっぽりと
覆うような氷の球体に収まっていたのである
「・・・っ！」
氷と水の玉を避けながら
隙を見てフロアを凍らせるが
『へっw』
Aを凍らせた氷は瞬時に水に変えられ、轟を襲う銃弾へと変わる
「ちっ！；」
ーーーーーーー
【モニタールーム】
「Aすっごーい！」
「はじめにAさんがフロアに蒔いていたのはシェルターを作るための水分でしたのね」
八百万は開始早々コスチュームに付いたボトルの中身を振りまいているAの行動に疑問を持っていた
「？でもさ、いくら氷で覆ったからって、中まで凍らせちまったら意味なくね？なんで凍ってねえんだ？」
やがて中間テストでクラス最下位の成績をとることとなる上鳴が首を傾げる
「轟さんの氷を水に転じていることから、Aさんの個性は恐らく温度をあやつるものだと考えられます。したがって、シェルター内の温度を０℃以上に保たせ、轟さんの冷却と拮抗することができるのであれば・・・」
「そう！つまりシェルター内は凍らないというわけだ！w
しかも！融沸少女はシェルターで全方位覆うことでビル自身との直接的な設置面積をなくしている！これも轟少年の冷却対策の一つになっていると考えられる！」
「ほ、ほへー・・・」
八百万とオールマイトの解説に間の抜けた返事をする上鳴
果たして理解出来ているのか否か・・
「(轟少年の個性は融沸少女の個性からすれば上位互換に近いもの。加えて一人で敵側を担うわけだからどう切り抜けるのかと思ったけど・・・うーん！まさかここまで自分の個性を使いこなして対応してくるとはッ！轟少年は最大限の力で短期決戦に持ち込む算段だったみたいだけど、どうやら彼女の方が上手だったようだなw・・・さあどうする？轟少年？)」
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皐月(プロフ) - あるとさん» ご指摘ありがとうございます。参考にさせて頂きます＾＾ (2018年6月24日 22時) (
レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
あると - wは小文字の方が見やすいと思います。 (2018年6月24日 22時) (レス) id: 73ab1bcf3d (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました； (2018年6月3日 22時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ12で、「行ってくる」が「言ってくる」になっています。 (2018年6月2日 20時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - クローバーさん» コメントありがとうございます…！不慣れな点も未だ未だありますが、頑張らせて頂きます(´；Д；`) (2018年4月29日 1時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年3月28日 0時
