−52℃ ページ8
「ーー死柄木 弔。一名、逃げられました」
「・・・は？」
黒霧からのまさかの報告に、一瞬言葉を失う死柄木。
しかし徐々に苛立ちが湧いてくる。
「はーーー・・・はあーーーー」
苛立ちを体現するかのようにしきりに首元をガリガリと掻きむしる。
逃げられた。応援を呼ばれる。オールマイトはココにはいない。
どうするか・・
「・・ゲームオーバーだ」
彼の口から出た言葉はまさかのギブアップも同義のものだった
考えたって仕方ない。このゲームは詰みなのだから。
だからゲームオーバー。だから今回はゲームオーバーなのだ。
「帰ろっか」
その言葉を水辺に潜めていた峰田は復唱する
「・・・帰る？カエルって言ったのか、今！？」
「そう聞こえたわ」
「やったあ！助かるんだ俺たち！」
「ええ、でも、気味が悪いわ緑谷ちゃん」
喜びついてに胸を触ろうとした峰田をきっちり沈め緑谷に投げかける
「うん・・これだけのことをしておいて・・あっさり引き下がるなんて・・(一体、何を考えているんだこいつら！！)」
緑谷達の視線の先で死柄木が帰りついでのように呟いた
「ーーーでもまあ、その前に、平和の象徴としての矜持を少しでも・・・」
グアッ！！！！！！
「へし折って帰ろうw」
一瞬だった。気付かれてないと思ってたのに。
なのに、なんのためらいも無く、まっすぐの死柄木の手は伸びてきた。
「・・・！！！」
蛙吹の身体が頭から崩れさる。
確かなイメージが緑谷の脳裏をよぎった。
「あすいさ・・・っ！！！！」
「・・・・・本っ当かっこいいぜ」
賞賛の声は
「イレイザーヘッド・・w」
血まみれのヒーローに向けられた
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皐月(プロフ) - 満月さん» 妄想小説にお気に入り登録までして下さって・・恐縮です（照） これからも頑張らせて頂きます！ (2018年6月27日 22時) (
レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 実は、お気に入り登録してます！ ^▽^y (2018年6月27日 21時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 満月さん» コメントありがとうございます〜泣 とっても嬉しいです！ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 面白いですね！更新頑張って下さい ^∀^ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました。 (2018年6月19日 20時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年5月27日 17時
