-50℃ ページ6
【土砂ゾーン】
砂と瓦礫で覆われたこの区画に普段では見る事のできないであろう氷の平原が広がっていた。
しかしこの氷原に点々とそびえ立つのは凍った木々ではなく、凍らされた人間ーー敵達であった。
「−−−子供一人になさけねえな。しっかりしろよ、大人だろ？」
「こいつ・・・！！移動してきたとたんに・・・本当にガキかよ・・いてて・・・」
『焦凍！危ねーだろ！いきなり！』
「いきなりも何も、Aなら大丈夫だろ？」
『いや、俺はいいけど、女の子いんだから加減しろよな！』
「女の子・・？」
一瞬何を言ってるのか分からない轟だったが、よく見るとAのポーズがおかしい。一独りを抱えているかのような・・
「ありがとう融沸さん・・wよく私がいるの分かったね；」
「・・・葉隠、居たのか」
そう、Aが姫抱きで抱えていたのは透明少女の葉隠であった
『俺は温度で人を認識出来るから、逆に葉隠さんもあんまり”見えない”って認識できないんだよなw
めちゃめちゃ可愛いシルエットで見えるしw』
「やははは／／／；照れるよ〜w」
「(Aは葉隠が見えるのか・・)」
比較的に他人に興味がない轟だが、”透明人間が見える”というワードは少し魅力的だった
「死ねえええええええ！」
パキンッ
「ぐわっ！！！！；」
「・・悪ぃ、話の途中だったな」
『あーあ。残念だったな、敵さん。もう動ける奴居ねーですか？ウソ吐かない方が身の為だぜ』
キランッ
「ひいいいいッ；」
『一人でも変な動き見せたらこの氷の銃弾で全員串刺しだからなwあとさっきも言ったけど、俺この一帯くらいなら温度で探知できるから、そこんとこもよろしくw』
「・・まあ、それじゃなくともこのままだとお前等の体はジワジワと壊死していくんだけどな」
「(ひやあああ；この二人めちゃめちゃ怖い；)」
”味方の筈なのにめちゃめちゃ怖かった”後にこの時のことを葉隠はそう語った
「さて、俺もヒーロー志望。酷ぇ事はなるべく避けたい。あのオールマイトを殺れるっつう根拠・・・策ってなんだ？」
ーーーーーーーーーー
【広場】
「相澤・・先生；」
水難ゾーンで見事多数の敵を打ち倒した緑谷達は相澤の居る広場付近の水辺に辿りついていた。
そこで目撃したのは担任であるイレイザーヘッドがボロ雑巾のように嬲られる一部始終。
彼は痛感していた。自身の思い上がりを、プロのヒーロ−が何と戦っているのかということを。
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皐月(プロフ) - 満月さん» 妄想小説にお気に入り登録までして下さって・・恐縮です（照） これからも頑張らせて頂きます！ (2018年6月27日 22時) (
レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 実は、お気に入り登録してます！ ^▽^y (2018年6月27日 21時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 満月さん» コメントありがとうございます〜泣 とっても嬉しいです！ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 面白いですね！更新頑張って下さい ^∀^ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました。 (2018年6月19日 20時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年5月27日 17時
