-92℃ ページ49
BOMB！
BOMB！
「まだまだぁ！！」
何度も、何度も爆豪向けて突進していく麗日。
しかしその度に、正面から爆破をモロに食らわされ、弾き跳ばされる。
その姿を見て、やがて観客からブーイングが生じ始めた。
「女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ！！」
「そーだ！そーだ！」
Booo！
Booo！
『・・・あいつら・・』
「ーー今遊んでるっつったのプロか？何年目だ？」
『・・先生・・！』
ブーイングの嵐の中、聞こえてきた先生の声。
「シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。
帰って転職サイトでも見てろ」
「「「・・・」」」
「ここまで上がってきた相手の力を、認めてるから警戒してんだろう。
本気で勝とうとしているからこそ、手加減も油断もできねぇんだろうが」
先生の凛とした言葉に会場の心ないブーイングが止んでいった
『ったく、カッコいいなぁ・・w』
本当にこの人は俺たちをちゃんと見てくれてる。
”子供”だからって同情したり、下に見たりしない・・
自分達と同じ対等な物差しで、”一人の人間”として俺たちを見てくれているんだ
『頑張れ・・！お茶子ちゃん！勝己！』
俺は眼下で戦う二人にエールを送る
ーーーーーーー
「(まだだ・・こいつ・・死んでねえ・・！)」
「ーーそろそろ・・か・・な・・ハア・・ハア・・；」
「・・？」
「ありがとう、爆豪くん・・油断してくれなくて」
ぴと
「あ・・？」
ーーーーーーー
『(そう、お茶子ちゃんは、ずっと蓄えてた・・勝己の爆破を受けながら、フィールド上で用意できる己の最大限の武器を・・！)』
「勝あああああつ！！」
「流星群ーーーーー！？」
爆豪の爆破によって削られたフィールドの無数の残骸。
それがまるで隕石のように地上へと降りそそぐ！
「あああああああ！！！」
降りしきる残骸の雨の中、麗日は走る！
爆豪に触れ、己の個性を発動させるために！
ーーーしかし・・
BOOOOOOOOM！！
「「「！！？」」」
「ーーデクのヤロウとつるんでっからな、てめぇ。
何か企みがあるとは思ってたが・・」
『一撃・・マジかよ；勝己・・；』
「会心の爆撃！！麗日の秘策を堂々ーーー正面突破！！」
「うゔ・・」
「こっからが本番だ！麗日ァ！！」
「・・・！！」
カクンッ
『お茶子ちゃん！！』
仕切り直しと再び臨戦体勢をとる勝己に向かうように
走り出したお茶子ちゃんは、バランスを崩し、そのまま倒れた
ーーーーとっくに許容量を越えていたのだ
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皐月(プロフ) - 満月さん» 妄想小説にお気に入り登録までして下さって・・恐縮です（照） これからも頑張らせて頂きます！ (2018年6月27日 22時) (
レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 実は、お気に入り登録してます！ ^▽^y (2018年6月27日 21時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 満月さん» コメントありがとうございます〜泣 とっても嬉しいです！ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 面白いですね！更新頑張って下さい ^∀^ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました。 (2018年6月19日 20時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年5月27日 17時
