-89℃ ページ46
「いっけー！」
『やっべー！;
ーーなんてなw』
バシュンッ！
「え？」
キラキラキラ…
一瞬フィールド上が煙？に包まれたかと思うと、キラキラと小さな無数の欠片に代わり、地上へと降り注いだ
「何これ…」
『おっとと…！』
いつの間にかAを滑走させていた筈の溶解液は姿を消しており、突如発生した摩擦により、多少バランスを崩したものの、場外へ出ることなく立ち上がった
『この欠片は、酸を結晶化させたものだ。気化するのはマズイと思ったから、結晶化させて貰ったよ』
「嘘…全部…?」
『そう、三奈ちゃんが出した全ての酸を結晶化させて貰った。間近で体感するのが初めてだったから、変換させるまでに時間がかかったけど、場外へ出される前に間に合って良かった』
「〜っ！じゃあもう一度出すだけ！
ーー⁉」
キラキラ
キラキラ
手を翳し、先程みたいに放出をしたが、手から酸は出ない。代わりにキラキラと結晶が舞い散るだけだ
「嘘⁉なんで！:」
『出た側から結晶化させてる。コツは掴んだから、三奈ちゃんが液体として放出した傍から結晶化できる…そして…』
ズオオオッ
宙に浮かぶ無数の結晶
『変換した結晶は俺の制御下に入る』
「…;」
『降参してくれると嬉しいな。俺も、三奈ちゃんを無為に傷つけたくない』
「…チートだよA…
でもね、だからって簡単に諦めらんないよっ！」
怯まず向かってくる芦戸
振りかぶり、Aに攻撃を仕掛ける
『だよな 苦笑
流石三奈ちゃんだっ！』
振りかぶった芦戸に向かって放たれたのは、
結晶化した酸でも、Aの拳でもなかった
「ジャージ⁉(目くらましのつもり？)」
グルグルッ
「えっ！ちょっ！」
ビュンッ！
「何これーーーっ！？ 泣」
放たれたのは、先程までAが盾がわりに使用していた体操服の上着。
それはまるで生き物のように、芦戸に絡みついた。
そのまま見えない力に引っ張られるように、芦戸の身体を連れて行き
トサッ
「ふぇっ？」
白線の外へ、静かに芦戸を降ろした
「芦戸さん場外！」
「ええええ〜っ！？ 驚」
ーーーーーー
「戦闘訓練で轟君を捕獲した際の技か」
「うん。酸を吸収した上着を操ったんだ…！凄いな、あの質量の物もあれだけ自在に操れるなんて…」
でもやっぱり、特殊な成分の物質の変換には時間を要するのか…それとも変換できる物質には条件が…？…ブツブツブツブツ
あとでAに詳しく聞こうと画策する緑谷であった
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皐月(プロフ) - 満月さん» 妄想小説にお気に入り登録までして下さって・・恐縮です（照） これからも頑張らせて頂きます！ (2018年6月27日 22時) (
レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 実は、お気に入り登録してます！ ^▽^y (2018年6月27日 21時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 満月さん» コメントありがとうございます〜泣 とっても嬉しいです！ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 面白いですね！更新頑張って下さい ^∀^ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました。 (2018年6月19日 20時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2018年5月27日 17時
