-82℃ ページ39
「ー早速上位4チーム見ていくぜ〜w」
意気揚々と結果発表に入る実況プレゼント・マイク
「1位!轟チーム!!」
「・・・くそっ・・・」
「2位!爆豪チーム!!」
「だあああああああッ!!!!」
「3位 鉄て・・アレェ!?オイ!!心操チーム!!!」
「ご苦労様」
次々と順位が発表されて行く中、残すとこ4位のみとなった。
緑谷は未だ項垂れていた。
「デクくん・・」
「あの・・ごめん・・本当に・・」
『何へこんでだよ』
グイッ
麗日とAに支えられ、起こされる
「!?」
「お前の初撃から轟は明らかな動揺を見せた。1000万を取るのが本意だったろうが・・・そう上手くはいかないな」
「え・・」
「それでも二本」
『へへwほらよ!出久w』
そういう常闇の指差す方にはハチマキをくわえた黒影が、そしてAから差し出された手にもハチマキが
「な、ど、どうして・・;」
「警戒の薄くなっていた頭の方を頂いておいた」
『俺のは首にかかってた方なw』
「常闇くんはともかく、なんでAちゃんまで・・」
『何度か焦凍に浴びせた蒸気がハチマキに吸収されてたみたいでなw 試しに操ってみたら1本動いた・・ただ、そのまま引き寄せても場所が場所なだけにすぐバレちまう。だからコレを阻まれず手に入れられたのは・・・』
「ー緑谷。お前が追い込み、生み出した轟の隙だ」
「〜〜〜〜っつ!!」
「4位 緑谷チーム!!」
「うわあああああああああああっ!! 泣」
最後のエントリーチームが読み上げられた瞬間、膝から崩れ落ちて噴水のような涙を流す緑谷
「以上4組が最終種目へ・・・進出だああああああああああーーーー!!!」
『(出久・・お前は本当に・・w)』
「・・・」
緑谷を囲んで集まるその輪を轟は苦虫を噛んだよな顔をして見つめていた
「(攻撃には使わねえ・そう決めたハズなのに、気圧された・・・)」
終盤、緑谷と対峙した感覚がまだ左腕を占めていた
余裕だと思った。けれども、決して油断したつもりはなかった。盤石の布陣から確実に追いこんだ筈なのに・・あの瞬間追い込まれたのは自分の方だった
結果は紛れも無い1位だったが、それはチートとも言える得点故。実際には保持していたハチマキを3枚も奪取されている
「いけねえ・・これじゃ・・アイツの思う通りじゃねえか・・・」
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皐月(プロフ) - 満月さん» 妄想小説にお気に入り登録までして下さって・・恐縮です(照) これからも頑張らせて頂きます! (2018年6月27日 22時) (レス) id: 5cb175ab72 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 実は、お気に入り登録してます! ^▽^y (2018年6月27日 21時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 満月さん» コメントありがとうございます〜泣 とっても嬉しいです! (2018年6月24日 23時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 面白いですね!更新頑張って下さい ^∀^ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!修正させて頂きました。 (2018年6月19日 20時) (レス) id: 277a8cdf68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:皐月 | 作成日時:2018年5月27日 17時