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海辺にバイクを停め、広臣くんに連れられるがままわたしはどこかに向かっていた







臣「あ。いい時間じゃん」




広臣くんがボソッとつぶやいた




臣「今から見たこともないような景色見せてやるよ」






「景色?」




臣「うん、感動して泣いちゃうかもよ〜(笑)」













今まで景色を見て泣いたことなんてない







臣「はい、ここ特等席!!(笑)座って待ってな」





広臣くんに言われるがまま、海辺で座って待っていた













そして辺りが暗くなってきた時だった






臣「あ、いい感じじゃん〜」





「ん?なにが??」






臣「ほら、見てみ?」




そう言って海を指差した







「うわ…すごい…」





あたりは街灯ひとつない場所



月が導き出す光が海一面を白く照らし出していた






臣「こんなに海って綺麗に光るんだよ、月の光で」














綺麗な景色を見た瞬間、さっきまでくだらないことで

嫉妬している自分が馬鹿馬鹿しくなって



いつのまにか涙を流していた








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作品ジャンル:タレント
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作者名:あきぴぃ | 作成日時:2016年6月19日 15時

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