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「あれぇ、二人ともどうしたの？ そんな顔しちゃって」
「尚…！」
「あ、あのね、さっきね……！！」
尚が戻ってきた後、乃音と絵都はまだ戸惑いながらも、先ほどの黒い布の子供について説明した。
説明すると、尚は「なるほどねぇ」と呟きながら何回も大きく頷いた。
「要するにその子は不審者ってことだ。だけど、僕的にはその子はこの学園の生徒だと思う」
尚の考えを聞いて、乃音と絵都はまた顔を見合わせた。
「それはどうして？」
絵都が尋ねると、尚は「あぁ」と両手を合わせた。
「ほら、初等部と中等部には特別支援教室があるでしょ？」
「あぁ確かにあるね」
「特別支援教室は中等部でも私服登校ＯＫだからね。それに初等部の特別支援教室は今日の遠足には行かないらしいし。初等部にしろ中等部にしろ、多分この学校の生徒だよ」
「そっかぁ……。それならあり得るかなぁ……？」
「さすがなお兄だね！ 皆の兄貴！」
「僕がホラー好きっていうのもあるからね！？(？)」
絵都と尚が笑っている中、乃音だけが小さく首を傾げていた。
(仮にあの子がうちの生徒だとして……。でも、あの雰囲気は何だったの…？？)
あの黒い布の子供……。言葉では言い表せないほどの不思議な気配があった。
それは神聖とも邪悪とも呼べないが……、本当にあの不思議な雰囲気はなんだったのだろう……。
考えても考えても分からない問題に悩んでいた乃音の耳に、先生の「絵具を使っている人はそろそろ片付けをしてください」という声が入った。
すると、「えー！ 結局絵具使えなかった！」という尚の声も一緒に入ってくる。
(なんだか、何もかも嫌気が差してきているような気が……)
そんな自分に呆れながら、乃音は小さなプラスチック製のバケツとパレット、それに筆を手に椅子から立ち上がった。
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晴空 碧 (はれぞら あおい） - この小説を書く所にログインすることができなくなってしまい、急に投稿できなくなってしまいました。 今、別の小説を投稿しているので、そちらに移ってもらえれば、幸いです。 本当にごめんなさい。 (7月21日 14時) (
レス) id: 9667935504 (このIDを非表示/違反報告)
晴空 碧 (はれぞら あおい） - 少し遅くなっちゃってすいません。コメント欄を見た方は、絶対に読んでください。 (7月21日 14時) (レス) @page33 id: 9667935504 (このIDを非表示/違反報告)
晴空 碧（はれぞら あおい） - 初コメント、ありがとうございます。 心配してくれてありがとうございます。 これからも頑張ります！！ (2022年11月13日 19時) (レス) id: 2e76746853 (このIDを非表示/違反報告)
涼雲 キル(すずくも キル) - お怪我は大丈夫ですか？投稿楽しみにしています！ (2022年11月11日 6時) (レス) @page11 id: 7ef55adddd (このIDを非表示/違反報告)
晴空 碧（はれぞら あおい） - コメント、よろしくお願いします！ (2022年11月1日 19時) (レス) id: 2e76746853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴空 碧（はれぞら あおい） | 作成日時：2022年10月30日 4時
