始まり…〈4〉 ページ8
巫女長「…我らの国を、我らの手で守るのです!!」
巫女達「「「っはい!」」」
天のドームの中、巫女長の声が響き渡り、巫女達は一斉に持ち場につく。
私はお祖母様について行き、ついたとき…お祖母様は言った。
巫女長「…(人1)、良く聞いてちょうだい。
あなたはまだ…、
歌の力が覚醒してないの…」
歌姫「…覚醒…?」
いまいち理解できなくて首をかしげた。
お祖母様は頷き、そして説明を始めた。
巫女長「…『一世紀に一人、各国の中に一人ずつ、正しい血筋にもかかわらず、15になっても覚醒しない者現る。その者達が集まり、互いに打ち解け合う事で、真の力を発揮する。』…。この言葉ね、代々長にしか伝わらない言葉なのだけれど、…あなたはもう、16よね?…正しい血筋であるのは確かだし、それに、覚醒してないのは(人1)、…あなただけなの…」
歌姫「…!」
(私、だけ?)
巫女長「…!(人1)!結界が…!」
お祖母様が結界の異変を感じとって言う。
歌姫「お祖母様!」
どうするのかと目で問う。
巫女長「…行きましょう!」
お祖母様に手を引かれて天のドームの最上階に向かった。
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作者名:音覇 | 作成日時:2015年1月17日 11時