天空の歌姫と地上の戦姫 (ページ21)

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貴方side ページ21

(まさか、こんなに早く関わることになるなんて…)

私はそう思いながら(人２)と、友人達と共に、森の中を歩いていた。

俊「大丈夫か？」

A「うん…。大丈夫」

征「本当…？」

A「…本当に、大丈夫だよ＾＾」

わざと笑顔を作って言う。

だが、炎と門が闇の支配下になってしまった今、私の心境としては、大丈夫、なんて言ってられない。

(…きっと、たくさんの人が、…罪のない住人が犠牲になった…)

だから、決して大丈夫、とは言えない。

(でも、本来なら…みんなには関係のないことだったはず…。今まで、必死で隠して来たのになぁ…、アデンのせいでばれちゃった…)

アデンの事や、炎、門の事など、わけのわからない事ばかりだろう。だからこそ、皆気づいてると思う。

ーーー私が、何か大切な事を皆に隠していることを…。

森の中を歩き続けると、広い所に出た。

(人２)「…此処は、天の国だったのか…」

A「そうみたいだね…、でも…」

(人２)「あぁ、戦が終わっているな…」

そう話すと、私と(人２)はまた歩き始める。

友人達は、それに黙ってついてくる。

そして、崩れかけたドームが見えてきた。

ーーーそして、皆、目を見開く。