上手い夢小説の見つけ方

追記*原作沿い ページ14

二次創作よりの話になります。



内容が原作沿い。

→ちょっと……というものが多い。(※おわかりでしょうが主観です)



著作権もろもろは置いておきます。

原作沿いとは、もともとグレーゾーンである二次創作の中でも更に危ない部分へ挑戦している手法です。

原作とほぼ同じ流れや台詞の中に夢主がねじこまれている感じです。


なぜ原作沿いには上手いものが少ないのかというと、もう単純に「そもそも一小説として成り立たせるのが難しい」からでしょう。

原作ってひとつの完成された作品ですよね。

あれはもうオリジナルなので立派な一作品です。

かたやその原作から舞台とキャラと流れと台詞をまるっと借りてきた原作沿い小説、
最早夢主の存在を除けばただのパチもんです。
(原作沿いを書かれている方本当にすみません)


原作沿いでない二次創作は、舞台とキャラは借りても台詞や流れまでは借りずに作者自身がつくりますよね。

なのでまだバランスがとれるんです。
充分一作品として成り立たせることができます。

しかし原作沿いではバランスなんてとろうとしてもなかなかとれるものではありません。

原作が完成されたものである以上、その完成された流れに夢主をぶちこむと当然バランスが悪くなりますし、持ち直せないからです。



ちょっとオリジナル・二次創作・原作沿い二次創作をラーメンに例えてみます。
(※バカバカしいので読みとばしてもらって結構です)


オリジナルは本格派のラーメン屋で食べられるちゃんとしたラーメンです。

出汁も麺もイチから作るので、自分の味が存分に出せます。


二次創作はインスタントラーメン(袋入り)です。

麺やスープはもとがありますが、麺を茹でたり具材の用意は自分でやります。

具材の選び方や麺の茹で加減、アレンジや組み合わせによってはオリジナリティを出す余地が充分あります。


そして原作沿い、これはカップラーメンですね。

作るときにやることはお湯を沸かしてそそぐ、これだけ。

10分もかからず完成します。味も一律。

ラー油を入れまくったりわさびチューブを大量にいれれば味は変わるかもしれませんが、
このようにカップラーメン(＝原作沿い)だとオリジナリティを出す余地がほぼないんです。



上手い作品で原作沿いというのは、ないとは言いませんが少ないです。

(本当に関係ない私事ですがカップラーメン大好きです。
コチュジャンとゴマ油ともやしを足して食べます。太るので真似はしない方がいいです。)

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←追記*評価

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す