百五十八話 白衣の天使たちと ページ13
蝶屋敷で過ごし少しして、
原作より巻きになるけど
私の鍼治療も駆使して
三人の怪我の治りも良好である。
「かわいい」
「ちっちゃーい」
「癒されます〜」
なほちゃん、きよちゃん、すみちゃんの
白衣の天使たちに囲まれて
現在私は天に召されるほど癒されてる。
実は、鱗滝さんの家に寄ったとき
愛犬きなことベイビーたちも連れてきた。
またアイテムボックスに入れて
連れ歩くのは良くないと思ってたけど
産後間もないきなこが連れてけと訴えるので。
カナエさんとしのぶさんから
快くわんこの滞在許可を得られたので
こうしてみんなに構われてるのだ。
───可愛い×可愛い=めちゃくちゃ可愛い
それぞれ抱っこされてる仔犬たちと
白衣の天使たちを目に焼き付けねば…！
「みんな揃って可愛い〜
いっぱいお菓子食べてね」
つい顔がだらしなく緩んじゃう。
私はロリコンではないと思ってたが
この三人を誘拐するのはやぶさかではない。
「Aさんは会うたびに何かくれますね」
「嬉しいですが恐縮です」
「何か…私たちに
してほしいことはありますか？」
その提案にうーん…と、頭を悩ませる。
「お姉ちゃん…と呼ばれたい」
つい魔が差して
内に秘めた恥ずかしい願望を呟いた。
「お姉ちゃん…？」
「Aお姉ちゃん！」
「お姉ちゃーん」
ぐっ…思った以上の破壊力だ…！
「はーい、Aお姉ちゃんだよ〜」
三人の呼びかけに破顔して応えた。
一人っ子はお姉ちゃん呼びに憧れちゃう。
炭ちゃんも呼んでくれてはいるけど
慈しむようなあの優しい眼差しは
むしろ妹くらいに思われてる節あるし。
それからしばらく姉妹ごっこしながら
蝶屋敷のお手伝いをしていると
縁側に腰かけるカナヲちゃんを発見した。
なかなかガードが固くて
距離を縮められず悪戦苦闘中だ。
「カナヲちゃん、こんにちは」
今日はどんより曇り空なので
陽光を気にせず私もその隣に腰かける。
彼女は相変わらず綺麗な微笑だ。
「じゃ〜ん！うちの愛犬だよ」
手品のようにアイテムボックスから
黒い毛並みの子を出してみせる。
少しは驚いたかな…？
「この子は黒蜜です。
そして、こちらが白玉と申します」
リアクションを引き出したくて
その膝の上に仔犬たちを乗せながら
次々と紹介してゆく。
「さらに、我こそはあんこなりー！(裏声)」
三匹とも乗せると徐々に
カナヲちゃんの表情が変わっていった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキーアイテム
さつまいも 煉獄さんに貢ぎましょう！！
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亜紀野ユキ(プロフ) - 桜井直（なお）さん» ありがとうございます(´ω｀*)コツコツ頑張ります (2023年1月29日 12時) (
レス) id: 737b70383c (このIDを非表示/違反報告)
桜井直（なお）(プロフ) - 亜紀野ユキさん» ヒロイン、可愛い。。作者さんは天才！こんないいお話を！続編待ってます！ (2023年1月29日 10時) (レス) @page50 id: f84b7d123d (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 綺羅さん» わっしょいなご祝儀ですね(*´∀`)占いコーナーまでご閲覧嬉しいです (2023年1月18日 21時) (レス) id: 737b70383c (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - kanayamamoto112さん» こんな子ならストーカー気質でも推せますね(*´ω｀*)ほっこり (2023年1月18日 21時) (レス) id: 737b70383c (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 尊いッ！！見ていて癒やされます、御馳走様です（笑）ご祝儀はサツマイモでも…（笑）そして占いのおはぎに笑いました（笑）一か八かでずんだにして持って行ってみます！← (2023年1月18日 21時) (レス) id: fcc9d08bef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2022年9月7日 17時
