【鬼滅の刃】人生ハードモードでも貴方の生存ルート追い求めます！惨【煉獄杏寿郎】

百一話　優しい音… ページ5

ちなみに──…


「それでさ、優しく笑いかけられたから
　俺のこと好きなのかなって思って
　結婚してって言ったら殴られたんだよ？」


「せめて平手打ちだよねー」


珠世さんたちとやりとりしつつも
私は歩きながら善ちゃんと世間話している。

絶え間なくお菓子をあげてるので
現在進行形で餌付けしてるのかもしれない。


「そこじゃないでしょ！？
　Aちゃんって意外と辛辣だね！」


彼はツッコミ体質だから
どんなボケでも拾ってくれるから話しやすい。

クラスメートに欲しいタイプだよね。


「まあ、いつか超絶可愛い天使な女の子と
　運命的な出会いが待ってる……
　かもしれないから気長に待とうよ」


「Aちゃんは俺なんてどう！？」


お団子を差し出して私が言うと
それを頬張りながら善ちゃんが聞く。


「優しくて良い人だとは思うけど
　恋人にするのはちょっと〜……」


「やんわり断られたーっ！！
　……やっぱり俺を好きになってくれる
　女の子なんていないのかなー…」


「来世で頑張れ」


「いやいや！今世もまだ頑張らせて！？」


その意気だぞ、少年。
私は公式カップルを全力で応援します！

未来がどうなるかわからないから
無理矢理くっつけようとか
邪魔して当て馬になろうなんて思わないけど。


「そういえば、善ちゃんは
　私の音ってどんなふうに聞こえてる？」


「えっ！？俺の耳が良いって知ってるの？」


「まあ、共喰い鬼の能力で」


間違ったことは言ってない。


「Aちゃんの音はねー……
　鬼なのはわかるんだけど
　優しくて愛情深いって感じかな？」


「おっ！嬉しい」


「俺のこと見てるときとか
　出来の悪い弟を見守る姉の音なんだよね。
　俺たち同い年だからね！？」


「弟……あーわかるっ！」


善ちゃん見てると、ポテンシャル高いんだから
もっと頑張れって応援したくなるんだ。

普段と戦ってるときのギャップは
ほんとヤバいもんね。


ちょっとアプローチの仕方変えたら
女の子にモテそうなんだよなー。

まあ、モテないのが善ちゃんの魅力だけど。


「はい、良い子だからどら焼きでもお食べ」


「露骨な弟扱いやめてー！！
　……そういえば、こんなに
　たくさんのお菓子どこから出してるの？」


「これも共喰い鬼の能力だよ」


もう、この一言で済まそう。


四次元ポケットじゃないよ？

ちなみに、善ちゃんがのび太くんなら
私がドラちゃんポジションかな。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


続く

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煉獄先生　歴史と教育への熱心な姿勢にうっとり！黒板じゃなくて先生だけを見つめてしまうと怒られちゃうよ？

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