五十五話 真菰いや、真菰さん ページ8
【Aの目線】
いや〜…寄り道した先が忍の隠れ里で
宇髄さんたちに会うとは……
まさかこんな奇跡があるとはね。
十三歳の宇髄さんって
もうすでに身長すっごく高かったし！
六歳の私と比べたら
もうすっかり大人ってカンジがする。
だんだん原作に近付いてきたなーと思うと
嬉しくもあるし、怖くもあるなぁ…。
「ふぅ……昼間の移動やっぱしんどい…」
そんなこんなで、紆余曲折を経て
ついにやって来たぜ…狭霧山！！
ちなみに今日はどんより曇り空だったから
日傘に素肌という軽装備でいられてる。
まあ、若干だるいけど。
歩きながら、ここで一つ……
水の一門に関しての私の
ヲタクとしての考察を聞いてほしい。
錆兎と義勇さんが同い年であって
二人は十三歳で最終選別を受けたわけです。
そこで、錆兎は選別会場の鬼を
あの手鬼以外ほぼ全てを狩り尽くして
自らは亡くなったものの同期全員を守った。
ほんと……男気が凄くて
男というか、むしろ“漢”だ…！！
時系列から考えて、それは今現在から
だいたい二年後に起こるわけだが…
何が言いたいかというと──…
おそらく鱗滝さんにとっても錆兎は
一番自信をもって送り出した弟子であり
そんな彼が死んだことによって
その後は誰も選別に行かせぬようしたはず。
てことは、つまり──…
少なくとも真菰は
それより年上のお姉さんってのが私の考察だ。
義勇さんが本誌で過去を語ったときに
真菰の話は出てこなかったから
ひょっとしたら面識すらないのかも……
だから私はヒノカミ神楽を
なんとか一通り舞えるようになったから
一刻も早くここへ来たかった。
水の一門の剣士が一人でも助かるように…！
「こんにちはー」
「あ、こんにちは」
鱗滝さんの家までもう一息というとこで
すれ違いざまに鈴を鳴らしたような
和らげな可愛い声で挨拶されてとっさに返す。
それは、狐の面を大事そうに抱いて歩く
花柄の着物の可愛らしい女の子だ。
そうそう…真菰ってまさにこんな雰囲気の
ふわふわした妖精さんみたいな子で〜……
…──って、ちょっと待てやァァァ！！！
「ま、待って…！！」
突然の本人登場に心臓が止まるかと思ったわ…
慌ててその女の子の袖を握って
私は引き留めた。
「どうしたの？迷子？」
「いや…そうじゃなくて……」
そう──…
現在私は昼間で気だるいため
省エネ低燃費仕様の六歳児の姿である。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー人物
煉獄杏寿郎 一目見ればそれだけで運気もテンションも体温も動悸も血圧も爆上がり！！死なない程度に盛り上がろう！
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亜紀野ユキ(プロフ) - 広海さん» どうもです!! (2022年2月23日 9時) (
レス) id: 737b70383c (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです!続きが気になります。頑張ってください! (2022年2月21日 14時) (レス) @page44 id: 07ce481f94 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 茜さん» どうも!!!頑張ります(´ω｀*) (2022年2月14日 20時) (レス) id: 737b70383c (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 楽しみに読んでいます！実に最高ですね（笑）体調崩さないよう応援してます✨ (2022年2月14日 19時) (レス) id: 1b144ebba8 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - みこちさん» 嬉しいﾃﾞｽ!!忍たま良いですね(*´∇｀*)私は水練の舳丸さん推しです (2022年2月12日 9時) (レス) id: 737b70383c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2021年11月26日 21時
