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家まであと5分、
後ろは男の人だから仮に走ってもスタミナは持たない。
一回立ち止まって電話しようかな、
バレてるってわかったら何もしてこないよね、
そう思って、止まって、家に電話するふり。
『...もしもし？』
足音が聞こえる、うんうん、とか適当なことを言いながら、
耳は足音。
あれ、止まった？
『ん！』
カシャン、って手元から離れたのは端末、
『やめて！はなし、』
「静かにしないと殺すよ？」
道路沿いの外壁に押し付けられて、くびをぎゅ、って締めるそぶり、
殺されるかもしれない、
そう思った時、頭に浮かんだのは、
今日、櫻井さんと一緒に帰っておけばよかったな、ってことだった。
「怖い？泣いてる顔もかわいいね」
『やだ...』
どうせ死ぬなら、
好きな人とデートとかして、キスとか、そういうキュンキュンすることしたかった。
デートもしてくれそうじゃないし、キスだって、意外と照れてしてくれなさそうだな、なんて好きな人のことを思い浮かべたら、涙がにじんだ。
「お巡りさん！こっちです！」
パッ、と光に照らされて、急に体が解放された、
何？って状況が良く分からないまま、犯人が逃げたことと、
お巡りさんが自転車に乗ってそれを追ったのと、
「大丈夫！？」
そのお巡りさんを呼んで助けてくれたが櫻井さんだってわかって、
怖かった、って櫻井さんに抱き着く。
「ん...、もう大丈夫だよ」
優しく抱きしめ返してくれたのが、たとえ同情でも構わない、
きっと、デートもしてくれないし、キスも恥ずかしがってしてくれなさそうだけど、
それでも、たとえ意地悪でもこの人が好きだってはっきりと分かったから。
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あきんこ(プロフ) - みかぽさん» みかぽさん、どうも！！完全なる願望の塊ですが（笑）お楽しみいただけたみたいで嬉しいです。翔さんには飼われたい派、他のメンバーさんは飼いたい派です(*´艸`*) (2018年12月26日 20時) (
レス) id: 82e16ad29d (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - あきんこさん、こんにちは！！ 私も翔くん飼ってほしい〜（笑） 夢のあるお話も楽しくて好きです(*´∀｀*) (2018年12月23日 16時) (レス) id: 627aaeefd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2018年12月22日 8時
