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第34話 ページ36

「確かに本気の兄妹ゲンカは久しぶりだな」

お兄ちゃんは髪をくくってかなり本気モードだ

「千冬…わたしは本気だから…気…抜かないでね」

そういってわたしはお兄ちゃんと千冬との距離を詰める

お兄ちゃんの腕を掴んでまずは肩の間接を外そう…

そう思ったけどわたしの体はいつの間にか宙に舞っていた


「え?」

「お前なんて軽すぎてすぐに吹っ飛ばせんだよ」

コンクリートの床に落ちるときになんとか受け身はとれたけど結構痛い

マイキーはイザナくんとやってるしドラケンも他のフォローに回りながら望月くんとやってる
ココくんは……イヌピーくんとだ…
蘭ちゃんと竜ちゃんはアングリーくんと八戒くんか…

花垣くんは鶴蝶か……

稀咲は……相変わらず高みの見物

「気に入らない…わたしはずっとお兄ちゃんのそういうとこが大嫌いだったの!」

立ち上がってそういうとわたしを大好きな匂いが包んだ


「もういい…もういいんだA…オレはお前のこと殴りたくねーんだよ」


そう…千冬だ……千冬に抱き締められてるんだ……

血のハロウィンでお兄ちゃんのことは助けた……

エマちゃんも守った

あとは花垣くんが稀咲をぶっ飛ばすだけ

あれ…わたし……なにしてるんだろう……

「千冬…どいて…お兄ちゃんと喧嘩してるの!」

そういって千冬を引き剥がそうとするでも男の子に力ではかなわない

「どいてやんねーよ!どいてほしけりゃ足や腕を折ってでもどかしてみろ!」

千冬の腕を…足を折る!?

そんなことできるはずない

「そんなこと……できないよ…」

「A…お前は頑張った…オレの妹として頑張ってたのはオレが一番知ってんだ」

お兄ちゃんがわたしの頭をなでる

「Aがオレ達を守るために灰谷兄弟についていったのも三ツ谷から聞いてる…悪かったな…だからもう頑張らなくていい」

お兄ちゃん……頑張らなくていい?

「A…お前は1人じゃない…だからもっとオレを頼ってくれよ……戻ってこい…お前の居場所は天竺(そこ)じゃねーだろ」

そうやって千冬に言われて涙が溢れた

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 松野千冬 , 場地圭介   
作品ジャンル:恋愛
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リッキー2号(プロフ) - 春さん» わー!すみません!すぐ、公開にします!失礼しました! (2021年11月8日 23時) (レス) id: 291ec333fc (このIDを非表示/違反報告)
- 30話非公開になってませんか? (2021年11月8日 16時) (レス) @page31 id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リッキー2号 | 作成日時:2021年9月23日 20時

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