場地の妹が未来からやってきた

第19話 ページ21

目を覚ますと白い天井で横には東卍の特攻服を着たお兄ちゃんと千冬がいた

「A！目ぇ覚ましたか？」

わたしのことを覗き込む千冬…

横で寝てないのか目の下に隈を作って船を漕いでるお兄ちゃん…

「千冬…お兄ちゃん…」

千冬が泣きそうな顔でわたしに抱きつく

「よぉA…やっと目ぇ覚ましたな」

わたしそんなに寝てたんだ

「千冬苦しいよ…どうなったの？」

そういうとわりぃと千冬は離れてくれた

お兄ちゃんと千冬の説明をきくとお兄ちゃんが稀咲をぶっ飛ばしたときマイキーが気がついてマイキーとお兄ちゃんの一対一(タイマン)になるかと思ったところに花垣くんがマイキーを説得してくれたみたい

そしてお兄ちゃんは東卍に戻って稀咲は東卍から追放された
一虎くんは逮捕されて一年くらいは出てこれないらしい

参番隊はペーやんくんが代理の隊長になって今は維持してるみたい

「千冬…ごめんね…心配かけて」

「バカ…心配かけすぎなんだよ…もうこんな無茶すんじゃねーよ」

「２日も寝てたんだぞお前…体はなんともねぇか？」

お兄ちゃんに言われてわたしは携帯を渡してもらって日付を確認する

そこに書いてあったのは"2005年11月2日"

わたしは…わたしたち兄妹は血のハロウィンを乗り越えれた

「千冬ぅ…わたしもお兄ちゃんも生きてる…」

すこしベッドを起こして二人と話しているとちゃんと生き残ったことを感じて涙ぐんでしまった

「わ！ちょ！なに泣いてんだよ！そんな泣くなよ」

千冬は困っていたがわたしは嬉しくてお兄ちゃんがこの先も生きてくれることが嬉しくて泣いてしまう

やっぱりお兄ちゃんには黒い東卍の特攻服が似合う

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