場地の妹が未来からやってきた

第14話 ページ16

お兄ちゃんの後ろに乗ってやってきたのは今日の決戦場の廃車場


早めに着いたのかまだ人はまばら

「お兄ちゃんわたしちょっと見てくる」

「おう…あんま遠くにいくなよ」

中を見てまわると目に入るのは上野のガリ男、六本木の灰谷兄弟の灰谷蘭と灰谷竜胆…

「灰谷兄弟がくるとかびっくりしちゃった…まさか極悪の世代がくるなんて…目をつけられないようにしないと…」

さすがに極悪の世代の灰谷蘭や灰谷竜胆に目をつけられるのはいやだ

そしてわたしの目を一番引き付ける男がいた

そう…千冬だ

千冬は武道くんと早めに来たみたいで大物の説明をしていた


「あれ？千冬じゃん…今日はわたしにボコられて帰る？それともわたしをボコして取り戻す？」

「やっぱりAも参加すんのか？」

千冬は苦虫を噛み潰したような嫌な顔をしてる

「当たり前じゃん。わたしは芭流覇羅の幹部になったの今日はわたしたちを止めるなら本気で殺してでも止めてね」

わたしたち兄妹の強さは千冬が一番知ってる

「オマエと場地さんの強さはよく知ってる…だけど…」


「千冬…女だから殴れないとか言わないでね…わたしはあなたたち東卍の敵なの」

千冬に言い聞かせるようにいや…自分に言い聞かせてるんだ…


千冬はものすごく嫌そうな顔をしていた…

ごめんね…そんな顔させたくないけどあなたをマイキーをそしてお兄ちゃんを救うためにもう少し我慢してね


わたしはもう覚悟をきめた

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