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26余所見 ページ32

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ぶつかる....!




すると、直後に唇に柔らかい感触。


それが、キスだと分かるのに時間は要らなかった。



え!?は!?とりあえずヤバい!


唇を離そうとするが、カナヲが俺をぎゅっと強く抱き締める。


え、てかこれ立場逆じゃね?


何で俺やられてる立場なの?


俺の初めてが....って今はそんな事どうでもいいっ!!







「か、なを!!」






カナヲの肩を押し、やっと俺から離す。


はぁ、はぁ、と荒い息をしながら泣いているカナヲを見つめた。





「カナヲ、どうしていきなり....」




カナヲは自分の顔を手でおおい、しゃくりあげるように泣き続ける。






「嫌だ、嫌だよ....何で....」






もう、どうすれば良いか分からなかった。


女の子を泣かすのも初めてだし、女の子を慰めようとするのも初めてだ。


沈黙が続く中、カナヲがやっと口を開く。






「何で、そんな平然としてられるの...?」



「へっ平然となんてしてないよ..?むしろめっちゃパニックなんだけども...」


「....嘘つき...」







え、ええ...?俺はどうすれば...?


困惑していると、カナヲが俺の胸に顔を埋めてきた。


いきなりだったので不意を突かれ、重さに耐えきれず 二人してその場に座り込んだ。





「ねぇ、カナヲ...。何でいきなりキスなんてしたの...?」


「.....分かんない....」






小さくも、ちゃんと聞こえる声ではっきりと言った。


分かんない、か.....。


少し残念。


どうせなら、「幸のことが好きだから...」的なことを言ってほしかった。


って、そんな考え、やましい!!!


泣いてる子に向かってそんな事を思うなんて...不純だ。


ふぅーと深呼吸してから、カナヲの顔を覗きこんでから言った。






「カナヲ、もう夜遅いし...そろそろ家に戻ろう?さっきのことは、お互い忘れ」





言い終わる前に、カナヲは俺の肩をガッと固定し、呆然としてる俺の唇に再度口づけした。


さっきの優しい口づけとは違い、噛みつくような、荒いもの。


しかも、今度は俺の口の中に舌を入れて、深いキスへと変わる。


息が苦しくなる。


けど、なんだろう。やめてほしくない。


あれ?本当に俺男だっけ。何で女の子にこんなことされてるんだろう...。


やっと唇が離れた。すると、






「.....絶対、忘れないで」






そう言ったカナヲは、色っぽくて、とても綺麗だった。





「...は、はい..」





自分の性別を疑った今日この頃






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レイン - 遅くなりましたが完結おめでとうございます!!幸くんの最後の台詞にやられました!幸くん、男前やん。もうものすごいにやにやしてましたw気持ち悪いぐらいにwお疲れ様です! (5月28日 12時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃんこ - お疲れ様です!別垢見つけたら絶対に作品見ます!! (4月28日 17時) (レス) id: cf6601d86b (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり。(?)(プロフ) - 宙さん» 暖かいコメント、ありがとうございます‥‥。叩かれる覚悟で言ったのに、そんな優しい言葉をかけてくださり、本当にありがとうございます‥‥!涙出ます‥‥! (4月27日 22時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - つい最近まで小学生だったのかよ!!この作品好きです!こんなに書けるなんてすごい!! (4月27日 22時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり。(?)(プロフ) - 千々さん» 合点だ。 (4月23日 22時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かたつむり。(?) | 作成日時:2019年12月22日 8時

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