【男主】余 所 見 す ん な 。【栗花落カナヲ】

３２余所見 ページ38

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「大丈夫だから...」と言っても、カナヲは、包帯を巻くことを辞めようとしない。


もう何この生物。可愛すぎだろ。


禰豆子並みに可愛い。(なかなかブレない幸くんでしたby作者)




「...出来た...！」




出来たと言われて自分の腕を見ると、さっきよりはマシになったものの、やはり自分でやった方が良さげな感じ。


それでも、やり直そうとは思わなかった。





「ん、ありがと」


「どういたしまして」





カナヲがあんまりにも満面の笑みで言うもんだから、こっちまで釣られて笑ってしまった。


ギクシャクするかと思ったけど、全然そんな事なかった。


お互いに「おやすみ」と言って、部屋に戻るなり、俺は布団にダイブする。





「.....はぁ〜....」





まるで子供のように足をバタバタさせ、包帯の巻かれた自分の腕を見つめた。







「......一生、とらなくても良いかな...」





嬉しさのあまり、次の日寝不足になったのは言うまでもない。




───




あれから何日か経って、大分怪我も治ってきた。


チッ、もう包帯巻いてもらえないのか...。


自分の腕を睨み付ける。


すると、どこからか俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。




「幸〜！！」




この元気な声は...！！





「炭治郎〜！」





会うのは久しぶりで、炭治郎はニコニコ笑顔で近寄ってきた。


俺も自然と顔が緩んだ。





「久しぶりだな。会えて嬉しいぞ！」


「俺も嬉しい！...ところで、禰豆子は箱の中にいるのかい？」





コンコン、と箱を軽く叩いてみると、ガリガリと爪の音が聞こえ、禰豆子が居ることが分かった。






「あぁ、禰豆子も幸に会うの楽しみにしてたみたいだぞ」
「えマジで？俺死んでも良い」





いやでも、死んだら禰豆子に会えなくなるゥ！


よし、生きよう。





「禰豆子も幸と話したいみたいだから、続きは屋敷の中に行って話さないか？」





その一言で、俺達は屋敷の中に入っていった。






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───


改めて、本当に殿堂入りありがとうございます！

通知きた瞬間、発狂しちゃいました笑笑


更新めちゃくちゃ遅いけど、頑張ります！！


これからもこの作品をお願いします！







かたつむり。(？)




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