好きにならなければ良かった、なんて。【蒼井翔太】

miss 6 ページ8

秀にぃ(他にも声優何人か)とご飯に行き、


明日も朝から仕事のため早めに解散した。









そして帰宅。






蒼「疲れたぁ〜・・・。」





カバンを肩からずるずると落として





そのままベットにダイブ。








蒼「・・・お風呂入ろ。」








着替えを持って洗面所に行き、




服のポケットに入れっぱなしだったスマホを取り出した。








蒼「そういえば、若葉さんから連絡来てないかな・・・」









というのも、若葉さんと連絡先を交換した際、





「連絡しますね！」





と、例の眩しい満面の笑みで言ってくれたのだ。









　
　

　
　
　

　
　
　



・・・もちろん仕事の内容で。








蒼「あ、来てた。」





若葉早速、連絡させていただきました。LINEで業務連絡って変な感じですね(笑)







蒼「LINEで業務連絡って・・・(笑)」






かわいい。









　
　

　
　
　
　

　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


　
　

　
・・・・ん？







今、何と？




　
　
　
　
　
『かわいい』だと？
　

　
　
　
　
　

　
それってまるで・・・







蒼「俺が若葉さんのこと気になってるみたいじゃん・・・」









　

　
　
・・・いや、別に




女の子をかわいいと思うのは普通でしょ。





俺だって男だよ？





別に若葉さん限定で特別な感情があるとかじゃ・・・！！




　
　

　
　
　
　
　
　

　
蒼「・・・言い訳だよね・・・。」









そうだ、明日打ち合わせで会うじゃん!




そこでちゃんと確かめればいいんだよ!!





『僕は、会ったばかりの若葉さんに特別な感情を抱いてはいない』って!!









・・・でも、







もし、本当に特別な気持ちがあったら？






明日、自分の気持ちを確かめようとしてそれに気づいてしまったら？







俺は・・・









蒼「どうすればいいんだろう・・・・。」









ピロンッ♪




若葉夜遅くにすみません!明日の打ち合わせ何ですが、予定より1時間遅れでの開始になりました。急で申し訳ありません、お迎えは時間通りにいきますので!


若葉お疲れ様でした。おやすみなさい。






　
　
　
　
　
　
『おやすみなさい。』って・・・・




　
　

　
　
　
　

　
　



蒼「反則すぎ・・・・・。」
　
　
　
　
　

　
　
　
これはきっと、

　
　
　

　


僕の負けだ。

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