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社長の一言により、半強制的に僕と斉藤さんは近くのカフェでお茶をすることにした。
蒼「えっと・・・斉藤さんは、」
「あ、若葉でいいですよ。敬語もなくていいです。」
蒼「え、でも・・・」
「私、苗字で呼ばれるの慣れてなくて・・・それに、蒼井さんより年下ですし！！」
苗字で呼ばれるのに慣れてない？どういうことだろう・・・？
「あ、ごめんなさい急に。いつまで蒼井さんの担当か分からないのに馴れ馴れしく・・・」
蒼「あー、そんなに気を使わないで。僕はそれでいいから。よろしくね、若葉さん。」
「は、はい・・・。」
蒼「うん！それより、僕より年下って・・・あ、女性にこんなこと聞くの失礼かな？」
「いえいえ、私26歳ですよ。1991年生まれ。」
蒼「へー、そうなんだぁ〜」
「思ってたより若いですか？年上でしたか？」
蒼「大体20代半ばだろうなぁ〜とは思った。」
「ですよね・・・」
蒼「でも、それってさ。入社して4年目で担当マネでしょ？凄いね、若葉さん！！」
「そ、そんな！！私はただ普通に仕事をしていただけで・・・」
若葉さんって、すごい謙虚な人だなぁ・・・。
まさに『大和撫子』ってカンジ。
「それで、ツアーのことなんですけど、明日の打ち合わせは衣装についてキングレコードの方で行います。蒼井さん、打ち合わせの前にお仕事はありますか？」
蒼「えっと・・・アニメの収録が一本、かな。」
「でしたら、私お迎えに向かいますね。」
蒼「え、そんないいよ。高峰にお願いするし。」
「今後、私が蒼井さんを現場にお送りしたり、お迎えに行ったりすることがあるかも知れないので、早く色んな仕事を覚えたくて・・・ダメ、ですかね？」
(う、上目使い・・・！！)
蒼「き、気持ちは嬉しいけど・・・でも、やっぱり若葉さんのやる仕事じゃないと思うし・・・」
「お願いします、やらせて下さい！！」
そう言って、勢いよく頭を下げる若葉さん。
断りづらい・・・・・
蒼「・・・・わかった。じゃあ、お願いしようかな？」
「はい、ありがとうございます！！(ニコッ)」
蒼「！！」
・・・何、今の。
「蒼井さん？」
蒼「えっ？」
「あ、いや、少しボーっとしていたので・・・。疲れてますよね？」
蒼「あ、ううん。大丈夫・・・。」
・・・胸のあたりが
・・・・・・・苦しい。
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咲姫(プロフ) - りぃかさん» コメントありがとうございます！私に人を泣かせる文面をかけるとは思いませんが、感動していただけたのなら嬉しいです。 (2018年2月18日 16時) (
レス) id: b23edac3bd (このIDを非表示/違反報告)
りぃか(プロフ) - 読ませてもらいました！めっちゃ感動して泣いちゃいました。ほんとに良かったです。 (2018年2月17日 19時) (レス) id: 2394615b0c (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - ゆ。さん» いえいえ、貴重な意見です。嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2017年11月6日 19時) (レス) id: b23edac3bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆ。 - ですよね、、、なかなかいい案が浮かばずにすみません（ ; ; ）お話楽しみにしてます。 (2017年11月5日 22時) (レス) id: 5239b7b4cc (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - ゆ。さん» コメントありがとうございます！そうなんですよねぇ〜、そこが悩みどころです・・・・。 (2017年11月5日 11時) (レス) id: b23edac3bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲姫 | 作成日時：2017年10月15日 0時
