好きにならなければ良かった、なんて。【蒼井翔太】

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若葉side




蒼「あ、悪い意味じゃないよ！？そうじゃなくて・・・・」


「じゃなくて・・・？」









蒼井さんは少し微笑んで、








蒼「・・・そんなこと、若葉さんが気にすることじゃない、ってこと。」







優しい言葉をかけてくれた。









蒼「俺も、若葉が担当になってくれて嬉しかったし、楽しかった。」

「蒼井さん・・・」

蒼「それなのに、また担当チェンジとか言われたら、溜まったもんじゃないよ！！もしそんなことになったら、俺が直談判する！！」

「ど、どうやって・・・！！」

蒼「『若葉さんを、俺の担当として固定させて下さい』って。」

「でも、上の命令ですよ！？」

蒼「ん〜、まぁそっか・・・・。でも、その時はまたその時！！」

「そう、ですか・・・・。」

蒼「・・・あんまり落ち込む必要ないよ。若葉さんに、俺の担当で楽しかったって、思えてもらえて嬉しい。ありがとう。」









たった3か月。









私たちにはまだ、









100％の信頼や、期待が無いかもしれない。









それでも、









こんな素敵な職場で、









こんな素敵な方と出会えた。









感謝してもしきれない。









「・・・蒼井さん。」

蒼「ん？なに？」

「・・・・明日、絶対に成功させましょうね。」

蒼「・・・うん、もちろんだよ。」









とにかく、明日。









両国。









ここで、しっかり結果をだして、









認めてもらおう。

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