検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:23,544 hit

story 35 ページ38

梶side






梶「目を覚ましたら、目の前に大好きな人がいて・・・一度は自分の気持ちにブレーキをかけました。・・・・けど、そんなのやっぱり無理で・・・・。」





気が付いたら、若葉ちゃんを抱きしめていた。

その瞬間だけ若葉ちゃんを独り占めできた。

僕だけのものにできた気分に浸ることができた。





梶「・・・最低ですよね、俺・・・・」




それまでずっと、何も言わずに話を聞いていた宮野さんが口を開いた。



宮「最低なんかじゃないよ、梶くんは。」

梶「!!」



予想外だった。


そんな優しい言葉を頂けるなんて思ってもいなかった。







宮「自分の気持ちに簡単に嘘をつくことができたら、それは本当の気持ちじゃなくなると思うよ。」




涙が止まらなかった。




宮「だからこそ、辛くなったり苦しくなったり、嫉妬や独占欲で溢れたり、自分の嫌なとこが見えてくるかもしれない。でも、その全てが間違いとか、いけないことだとは俺は思わないかな。」


梶「宮野さん・・・」


宮「自分の想い、もう一度ちゃんと伝えてみたら?逃げずにさ。」

梶「・・・でも、迷惑じゃ・・・」

宮「若葉ちゃんってモヤモヤしてることがあると、ずーっと引きずっちゃいがちだからさ、はっきりさせてあげるのが、若葉ちゃんのためだと、俺はそう思うよ。」








宮野さんの一言で心が軽くなるような気がした。






梶「・・・ありがとうございます!僕、頑張ってみます!!」





自分の気持ちに正直になるんだ!

story 36→←story 34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:声優 , 斉藤壮馬 , 蒼井翔太   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:咲姫 | 作成日時:2017年4月7日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。