story 18 ページ20
蒼井side
コテージを探検？するのに誘われたけど・・・
やっぱり、なんだか気乗りしない・・・。
鈴「翔太、大丈夫か？お前、さっきからボーッとしてるけど・・・」
蒼「え？あぁ、はい。大丈夫、です・・・。」
鈴「あんま大丈夫そうに見えねぇけど・・・。よし、みんな待ってると思うし、行くぞ」
蒼「あの・・・僕、やっぱり行かなくていいですか？ちょっと気が乗らなくて・・・」
鈴「おう、分かった。裕貴達には言っとく。疲れてんじゃねぇか？休める時に休んどけよ。」
蒼「はい・・・。ありがとうございます」
バタンッ
達兄は本当に優しい。
疲れてるのかなぁ・・・
さっきから、頭に浮かぶのはあおいちゃんのこと。
なんでだろう？
単に体調を気にしているのなら考えちゃうのはわかるけど、
なんていうか・・・
色々な感情が襲ってくる。
『気になる』
この言葉が、今の俺には
一番合う気がする。
蒼「・・・喉乾いた。」
部屋を出て、キッチンへ向かった。
あれ、若葉ちゃん・・・？
これは、あおいちゃんの様子を聞けるチャンス！
主「うん。さっき目、覚ましたところ。
よかった〜。安心した・・・。
あれ、なんか、いつもより大げさな気が・・・
他の人が体調崩したときは、
『大丈夫ですか？/お大事に』
程度なのに、今すごくほっとしてる・・・。
でも、
若葉ちゃんを見ていると、
罪悪感みたいな感情が溢れてきて・・・
あぁ、すごくモヤモヤする・・・！！
俺はどうすればいいの・・・？
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作者名：咲姫 | 作成日時：2017年4月7日 15時
