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時間は大体朝の…4時くらい?
クロと一緒に六時間くらい寝たあとに唯の気紛れで散歩しようかなと思って、森の中を歩いていた。
『〜〜♪』
『〜♪』
森の木々の葉達は風によって揺すられ、
ぷちっ という小さな音と共に空に舞って行く
僕はその間の道を小さな鼻歌を歌いながら歩いていく。
響くのは私の声と風と葉以外ない。
動物は寝てしまっていて今この道を歩いている僕だけ…
『〜♪……?』
そのまま歩いていると誰かが遠くから歩いて此方に来ているのが見えた。
今は狼姿だから心配ないかな… と思ってしまって歩いているのがいけなかったのかもしれない…
何故なら、その歩いて此方に向かってきていた人間が……─────
.
.
───── ヤミ団長 だったからだ…
.
.
『(いやいやいやいや!普通に不味いよ…!
ど、どうしよう… (・д・ = ・д・) )』
「あ?其所に誰かいるのか?」
『……っ!! (ビックゥ!! 』
『(うそうそうそ!本っ当にどうしたらいいの?!
隠れるところ………〜〜っ 無い!)』
あたふたしている間にヤミが来てしまったので僕はただただ
『(あー…終わった…やってしまったよ。
こんな姿…ヤミ団長は覚えてないかもしれないから……殺されるかも…)』
その事しか思っていなかった
だけど…思っていたのと全く違う言葉がヤミの口から出た。
.
.
.
.
「お前、まさか……
.
.
─────A…か?」
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作者名:黒猫 | 作成日時:2018年10月20日 10時