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…ペア、は…
………あ、あの人を馬鹿にしていた奴…
丁度良いか…
「やあ！僕と組んでくれるかい？」
『はい。丁度僕も探していたので…宜しく…お願いします。』
───ｽｯ…
手…？
［握手しろ…という事だな (ﾎﾞｿｯ ］
『嗚呼…そうだったの…？
ま、宜しくするつもり…無いけど… (ﾎﾞｿｯ 』
一様、握手をしとこう…
「俺はロゼイア族の貴族のゼルだ。宜しく」
偽名使っておくか…
『零です。宜しく』
「君は何処の貴族なんだい？」
……そういう上下関係…苦手…嫌だな…
［取り敢えず…
『分かった… (ﾎﾞｿｯ
…
「へぇ！君、
『……さ、次の試合は僕達ですよ』
「…あぁ、そうだね」
怪しく笑うその笑みの裏に絶対何かあると僕とレヴィアナは思った
『何か…隠してるね… (ﾎﾞｿｯ 』
［……だな… (ﾎﾞｿｯ ］
フードを深く被り、獣の眼を光らせた
獲物を狙う目……
狙った者は逃さない…
「お前みたいな化け物はさっさと村に帰れや！」
『…ははっ…化け…物…』
……化け物とお前みたいな裕福な暮らしを送ってきた奴に思い知らせてやるよ。
世の中には怒らせない方が良い人間がいるって事を…ね。
「…では…始め────！」
「氷創成魔法・天の裁き」
名前…忘れたけど…そいつの上空には氷で出来た刃が浮かぶ
手で振り下ろされると刃は僕に目掛けて放たれる…
ふっ… と鼻で笑い余裕の笑みを見せた
……僕の破壊力を見せ付けられるまでは───…
『闇魔法 "闇纏い・黒獣の刃"』
刀に闇を纏わせ カチャッ と握り締め相手を見る
紅く怪しく光るその眼は完璧に獲物を狩る獣の眼────…
「ひっ…！」
「「「……！」」」
ｻﾞｯ───!
「(あれは…ヤミさんと同じ…闇魔法…！)」
─────ｻﾞｼｭｯ!
『……』
「は」
「え」
「…が…は……」
し──ん…
『……この世には…怒らせない方がいい人間もいるんだよ…
あまり、努力してる人間を嘗めない方がいい』
「───グアァァァ！！」
僕の背後ではレヴィアナが元の大きさの姿で力強く鳴いた…
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作者名：黒猫 | 作成日時：2018年10月20日 10時
