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18. ページ19

「今回の試験は私が仕切らせてもらうよ」



「現最強魔法騎士団『金色の夜明け』団団長…」


「ウィリアム・ヴァンジャンス」


「次の魔法帝最有候補だ────!!」





ウィリ…何?名前が長くて……あまり分かんなかった…





────パララ…



ウィル…?忘れちゃった その団長が魔導書(グリモワール)を開く




「"魔樹降臨"」




そう言うと何もなかった空には空間が避け木の根が バキバキ という音と共に生えてきた




各々に木の箒を渡される。


一次は…箒…?




[飛べ…と言うことだな]



『僕…飛んだことなんて…』



[大丈夫だ…少し力を抜いて飛ぶイメージをして見ろ]



『……分かった』





「それではこれより魔法騎士団入団試験を始める…!」




「諸君らには今からいくつかの試験を受けてもらう

その様子を我々九人の魔法騎士団長が審査し

後に九人各々欲しい人材を採択させてもらう



誰にも選ばれなかった者は魔法騎士団に入団する資格無し──という事だ」



「── 一次試験はその箒を使って飛んでもらう」


飛ぶ…イメージ…



───ふわっ…


『…飛べ…た…』



[初めてにしては上出来だ]



『レヴィの…お陰…』



[俺はただ主にアドバイスをしただけだ… (ニコッ ]



『それでも…有難う』




[御礼はこの試験に受かったらだ…な?]



『……うん…』






箒飛行(コレ)を見れば魔導士としてのだいたいのセンスがわかる


…今年は…なかなかのが数人いるな」





「どういう事だ…?

どんなにセンスが無くても少し浮くぐらいなら誰でも出来るはずだが───…」




「なんだあのチビありえなくね?」



「ハイ一人早速消えた〜」



「つか何でアイツここにいんの?」






そんな光景を上空から箒に乗りながら見ていた…

小声でも狼の耳にはよく聞こえる




『……腹立つなー…ああ言う人間は…
人の努力を馬鹿にする奴……』



ぶわっ と背後に黒い何かが形を作り自分の後ろに浮かび上がったのが分かった。









「ヤミさん…彼処に浮いている龍…?を連れた子…って」



「嗚呼、たぶん俺と同じ闇魔法の…
(あの雰囲気がどっかで)」

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作者名:黒猫 | 作成日時:2018年10月20日 10時

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