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『そう言えば…アスタさん達はどこまで行ったの…?』
下からヤミの顔を見上げながら言った
「ソッシ村だ。Aも
その返答に こくり と縦に頚を振り
ヤミに言う
『何か…嫌なことが起こる…そんな感じがする』
俯いてると頭にヤミの大きな暖かい手が乗って
わしゃわしゃ と撫でながら
「Aの勘は良く当たるからな。
おしっ!気を付けて行ってこいよ?」
『…!…うんっ!』
ヤミのお膝の上から降りて地図を貰い
ローブもちゃんと肩から掛けて扉に向かい
──── ガチャッ…!
『…行って…きます』
ローブを キュッ… と握っていると
ヤミが新聞をテーブルにおいて僕のところまで態々来てくれて、どうしたんだろう…?と思っていると
. ──チュッ…
『ぇ…?』
額に柔らかいのが当たってそれがなんなのか
理解するのに時間かかったけど…
僕もお返しにヤミの額に唇を付けて同じことをしたら 「ずりぃぞ…///」 って言って頬を赤くしてそれを見て扉を開けて出た。
.
.
.
.
.
少ししてから追い付けたけれど狼の目から見えるこの先にある
『……ぁ、アスタさん…達に追い付けた、けど…』
村を魔が覆っている方が気になってレヴィアナの目を見ると僕の思っていたことが分かっていたみたいで無茶を応えてくれた
[嗚呼、少し飛ばすぞ]
───バサッ!
レヴィの背中に乗せて貰ってソッシ村に到着できた。
『(危ない…!)』
村の人たちに向けられた攻撃を間一髪で防ぐことが出来た。
「おお!魔法騎士団様が来てくださった!」
「村長様を助けてくださった!」
僕は膝を就いている村長らしき人に声をかける
『……大丈夫ですか…?』
肩などを怪我しながらも僕を見て言う。
「あ、嗚呼…!
来てくださりありがとうございます!
お願いします、彼奴らから村を助けてください。」
『アスタさん達が来る…までの時間稼ぎ程度にしかならないかと思います…
……けど、それまでは必ず貴女方を守らせていただきますっ…!!』
グリモワールを開き空間から長刀を取り出して
敵に向ける
『あんたらの相手は僕がさせていただきます』
「5秒後に皆処刑するはずが!
…時間の無駄だ!! やれ!」
「「「「はっ!」」」」
サラマンダーの姿で出てきたレヴィアナが僕に言う
[主、俺も…]
『レヴィに怪我はさせたくないから…大丈夫だよ』
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作者名:黒猫 | 作成日時:2018年10月20日 10時