23. ページ24
『……あれ…?僕って何番だっけ…?』
[ん?Aは136番だ…]
『そうだった…有難う、レヴィアナ』
[なに、此れくらい当然だ…]
レヴィアナは眼を閉じ ふっ と軽く笑う。
『……なに…?』
[いいや…なんでもねぇよ]
『…むぅ…』
少し頬を膨らませながら、レヴィアナを見る。
「136番…前へ…」
……そういう、番号で呼ばないで欲しいな…
嫌だった…あの時の事を思い出してしまう
『……はい』
それでも重たい足を進める
「お、あの女…」
「あの、ヤミさんと同じ闇魔法の持ち主ですね」
「なぁ、あの女俺の団に貰って良いか?」
ヤミは他の団長達に眼を向け言う。
「別に構わん…」
「…俺もだ」
「ヤミ、お前は彼奴の何処が良いんだ?」
「俺と同じ闇だし…それに、面白そうな奴だから」
「……全く、貴様は…」
ノゼルは呆れ顔をし、溜め息を吐いた。
他の団長も やっぱりか… と言いたそうな表情でいた。
「…つっても、入るかは彼奴が選ぶんだけどな…」
僕は中央に進み足を止める
レヴィが [主、顔をあげて見ろ… (ボソッ ]
「団長達は挙手を…」
『……?!』
一つの団だけが手をあげ挙手をしていた…
それも、自分の入ってみたかった…団……
黒の暴牛───……
『…黒の暴牛…宜しく…お願いします』
僕は深く頭を下げて言う。
レヴィアナは優しく微笑み [良かったな、A] と言った
僕も ふにゃり とレヴィアナに微笑み返す。
『……うん!』
132人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒猫 | 作成日時:2018年10月20日 10時