検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:52,823 hit

26話 ページ28

あれからビルを出て目的地である倉庫に近道で行く為に途中で犬に姿を変え屋根と屋根の上を飛んでいる



──────コツ…コツ…


そして、港近くにある倉庫前に来ていた

単に張れないように…だがな


……前の主人(イヴ)にはこの姿見してねぇし、
張れる筈がないと考えた結果として犬姿で此処迄来た。




扉を片方のみを開け中に中に進む…

少し進むと奥から人影と靴の音が響き、
そいつは口を開いた。





?「久し振りだな。俺の事を殺して "いった" 化け物」



男は更に コツコツ… と数歩だけ距離を近づける




『あん時にちゃーんと殺 "した" ぜ?

なのに何故この140年以上たった今も此処に存在してやがるのか…




……お前…どっかの真祖(サーヴァンプ)に拾われたな』




ふっ… とそいつは鼻で笑うと大当りと云いたげに口を弧にさせる。



『そして、俺の推論で辿り着いたその 真祖(サーヴァンプ) は………




.







.








.




……強欲(唯一無二)の奴で下僕吸血鬼(サブクラス)だろ』







眼は鋭くトーンが低くなり、温度が一気に冷めていくのも御互い感じていた。




「正解。御前を殺したいが為に俺は態々強欲の下僕(サブ)になったんだー」




『……最っ悪…だが、そんなの関係ねぇよ。

俺は真祖(サーヴァンプ)で手前は下僕吸血鬼(サブグラス)だ…どのみちお前は死ぬ…俺の手によってな』






前の主人(イヴ)は手に大鎌を持ち、
俺は怠惰(スリーピーアッシュ)と同じ様な黒い刃に変え右手には日本刀を持ち構える。







そして、蒼い月が床を照らし始め…互いの顔が見えた其れを合図に俺達は一斉に走り出し…




.





───────ガキィィィン!!




金属と金属のぶつかり合う音が夜の街に響き渡った。

27話→←25話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
設定タグ:文スト , SERVAMP , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒猫 | 作成日時:2018年7月29日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。