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『 ラブめそっど 〜百式〜 これが愛… 』
寧々「NO…」
花子「まーまー わかってると思うけど…
相応の "代償" を支払ってもらう
人智を超える力を欲すれば、
それだけ "代償" も重くなるんだ
だからこれくらいが安全なのさ」
寧々「でも…それでもって言ったら…?」
花子「それは…俺、 道具持ってないから無理」
寧々「えぇーっ!?」
寧々「れ、蓮 大丈夫よね…?
花子さんは願いを叶えるお化け
恋の願いなんて今までに何度も叶えてるはずだもん… (コソッ) 」
ヤシロから期待のオーラが…
『まぁ……大丈夫…なんじゃない…かな? (コソッ) 』
花子「ナニナニ…
「メソッド78 己の特技を活かすべし」
ヤシロ、特技とかある?」
花子くんは読んでいた本を ぱたんっ と閉じて
僕達…正確にはヤシロを見ていた
.
.
畑へと移動した花子くんと僕はヤシロの特技の正体を見る
そして唖然する花子くん
花子「土…」
寧々「何 その顔! お花育てたりすのよ!
女の子らしいのよ!?」
慌てて弁解するが、 ふと思い直したように
"やっぱり こんなの可愛くないのかな"
と呟く
寧々「園芸はね昔好きだった人が
「女の子らしい子が好き」 って言うから始めたの
他にもお料理とお裁縫と…
全部上手に出来たら告白しようと思って」
ふと昔を思い出しヤシロはポツリポツリと話す
花子「いつから好きなの?」
寧々「中等部入りたての頃から…
告白したのは一ヶ月前 三年もかかっちゃった
でも…」
花子さんの問いに答える
僕もヤシロの恋の相談には良く乗ってはいたけどあまり深追いしたくなくて結果もフラれた理由も聞かずにいたけど
僕自身聞くのは実質今日が初めてだ…
「はぁ? "好きです"って……
誰お前 キモッ
つーかタイプじゃないからお前みたいな大根足」
寧々「( 大根足…大根足……大根… )」
衝撃的な言葉に落ち込んだあの日
今でも思い出すとショックを受ける
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作者名:黒猫 | 作成日時:2020年3月22日 1時