【地縛少年花子くん】七不思議が零番目あやかし神社 (ページ22)

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花子さんは言いました｡

“丁度ニンゲンの助手が欲しかった”と｡

そして､一週間が経ち､私達は────｡

.

寧々「花子さん花子さん
今日はもう帰らせてください!」

トイレ掃除をさせられていました…

ヤシロの声が旧校舎の女子トイレの外まで響き
そんな中僕は壁に持たれながら2人のやり取りを眠い目を擦りながら眺めている

花「だめー！」

普… 花子くんは両手でバツを作って否定する

………可愛い…

寧々「今日だけ!今日だけだから!」

花子「だ─め!これが終わったら､頼みたい大事な仕事があるんだからさっさと終わらせて貰わないと…」

寧々「そんな～…」

『あはは… まぁ､なんだ… ドンマイ』

花子「そう言う蓮はトイレ掃除好きなの？」

僕は鏡を拭いている手を止めて
花子くんの方を見る

『え…? 好きだよ?
のんびりやれるし教室なんかよりも煩くない
それに人も全然居ないから好きー』

花子「え! じゃあ毎日授業サボって俺のとこに来てよ!」

『良いよー』

僕はそう言うとヤシロに

「それは駄目でしょ！」

なんて否定されてしまう…

『でもさー？ヤシロが気付いてないだけで僕結構サボっているんだよ？』

雑巾を洗って絞りながらヤシロに言う

寧々「えっ！そうだったの!?」

『そうだよ旧校舎の屋上で日向ぼっこしてるー
これがまた気持ち良くてね』

花子「じゃー今度は俺と一緒に日向ぼっこしよーよー！」

『良いよー屋上行く前に花子くんの所によるね』

花子「やったー！

あ…そういえばさヤシロはなんでそんなに帰りたいの？」

寧々「聞きたいのー？」

花子くんが聞くとヤシロは周りにハートを出しながら聞いてきた

寧々「実はねー私にチャンスがやってきたの!」

花.貴「『チャンス？』」

僕は鏡の掃除が終わり
少し休憩と思い窓の縁に座りながら聞いていた