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7.ごめんなさい ページ8
ス:A！
貴？:……。
影:げほっ！げほっ！ た…いだ…逃げろ…。
貴？:…グゥアア！
─ﾀｯ!
ス:A、落ち着け。
貴？:……？！
ｽｯ……
ス:俺の血を飲め。
俺はAに腕を噛むように見せた。
貴？:……。
大きい口を前歯を使ってうまく噛みまるで俺をあまり痛くさせないようにしてるんじゃと思うくらい少しの量の血を喉に流し込んだ。
黒い煙は周りから消え……
Aの眼はいつものように光を取り戻し正気に戻った。
貴:……スリーピー…アッシュ…？ 私は…一体何を？
ス:戻ったんだな。Aは今まで自分の負に呑み込まれていたんだ。
貴:…貴方が小さく見える…。
ス:あー、その姿だとな…自分の元の姿を頭に浮かべてみろ。多分それで元に戻れるから。
貴:分かった。
─ポフン
ス:戻ったな。
貴:……。
ス:…？どうした？
貴:ごめんなさい…スリーピーアッシュ。ごめんなさい！
ス:謝んなよ。Aは悪くねぇから。
貴:それと、影月さんは…？
ス:あそこに…あ？居ないな。
貴:……私が…殺したの？スリーピーアッシュ…。
Aは震えた声だった。きっとまた罪を犯したと思っているんだ。
ス:いや、逃げただけだろ。
貴:…そうだと…良いな。
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作者名：aki | 作成日時：2018年2月9日 21時
