ハツコイ。【竈門炭治郎】

▼好きだから ページ19

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「私は怒ってもないし、殴りたくもない！！」





俺の腕を押さえてAはそう叫んだ。



「…っ、じゃ、じゃあなんで…メール無視とかしたんだ…？俺悪かったかもしれないけど結構傷ついたんだk」

「炭治郎くんが悪いんだよ…全部、全部全部！」


そう言われて、俺はぎょっとした。



Aが泣いていたから。




「え、ぇっ、え…」

「私はただ善逸くんと教え合いしただけなのにさひとりで先走ってよくわからない勘違いして！！挙げ句の果てにはおせっかい呼ばわりまでされたこっちの気にもなってよ……！！」

「…炭治郎くんは、本当におせっかいとか思ってないの？どうせ私がかわいそうだから話してるだけじゃ」

ｷﾞｭ


俺はAを抱きしめた、強く。



「…かわいそうだからだったらそんなことでムキになってないから」

「は…？」

「…普通の友達なら何も言わなかった。……そうだ、俺は…Aだから言ったんだよ」

「なんで、なんでよ…？…普通の友達でしょ？」

「違う！！！！」








「俺はお前が好きだから、



















嫉妬したから言ったんだよ！！！」

















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