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近藤「…赤い着物の女が……来る…こっちに来るよ…」

沖田「近藤さ〜ん、しっかりしてくだせェ」

『あの、沖田さん、手拭いでペチペチしないであげてください…』


せっかく冷やして額に乗せた手拭いを、沖田さんは近藤さんの顔にペチペチと叩きつける。


新八「一体何が起きてるんでしょう」

『やっぱり幽霊がいるのかも……』

新八「もー、やめてくださいよA(ねぇ)

『ふふ、ごめんごめん』


新ちゃんと笑い合っていると、銀さんが「アホらし」と立ち上がる。



銀時「オイ、てめーら帰るぞ」

新八「あの、銀さん…なんですか、コレ」



銀さんはしっかりと新ちゃんと神楽ちゃんの手を掴んでいる。



銀時「なんだコラ。てめーらが怖いだろーと思って気ィつかってやってんだろ」

神楽「銀ちゃん、手ぇ汗ばんでて気持ち悪いアル」



私と沖田さんは顔を見合わせる。
…瞬間、沖田さんが何もない空間を指差した。



沖田「あっ!赤い着物の女!!」

『えっ』



沖田さんがそう叫んだ瞬間、土方さんがすごい勢いで私の背後にある壺に身体を突っ込んだ。
銀さんも同じく、押入れの中にスライディングして入って行った。



沖田「旦那……もしかしてアンタ幽霊が…」

銀時「なんだよ」

『あの、土方さん、何してるんですか』

土方「いや、あの、マヨネーズ王国の入り口が…」



私に指摘されて、土方さんは動揺しながら壺から顔を出した。



『土方さん……もしかして土方さんも幽霊が…』

土方「何を馬鹿なこと言い出してんだA。俺がそんなもん怖がるわけねェだろ」

『あの、離してください』



カタカタと震える土方さんが私の手を力強く握ってくる。
その様子に銀さんがズンズンと私たちに歩み寄り、土方さんの胸ぐらを掴んだ。



銀時「オイオイ、何どさくさに紛れてAの手ぇ握ってんの?お前アレか?幽霊怖がるフリしてただAと手ぇ繋ぎたかっただけみたいな?」

土方「何言ってんだ。んなわけねェだろ。俺はてめーみたいなロリコンじゃねぇんだよ」

銀時「アァ!?いつ俺がアイツの事好きだっつったよ!?!?」

土方「やっぱりそうだったのかこのロリコン野郎が!!テメー分かりやすいんだよ!!気持ち丸出しじゃねぇか!アイツにはもっと真面目で高学歴な奴と所帯を持たせるんだよ!お前みたいなマダオには絶対わたさねぇ!」

銀時「何言ってんだ!親父気取りしてんじゃねぇぞ!」



この2人…なんの言い争いしてるんだろ…

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みかん(プロフ) - あいうえおさん» コメントありがとうございます!!更新をお楽しみに…!! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 一寸先はダークさん» コメントありがとうございます!私も夢主ちゃんを応援しながら書いてます笑 更新頑張りますね! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 常夏さん» お待たせしてしまって申し訳ない…!!更新頑張ります!!コメントありがとうございます! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 常夏さん» ありがとうございます!楽しみにしててください! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!頑張りますね! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3fe29dec2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月1日 13時

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