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どん、と鈍器で叩かれたような音がステージから聞こえた。
一瞬ボールを見る目が途絶え、地面に跳ねて転がる。
白鳥沢の方に転がり、天童さんがそのボールを掴んだ。
ぎりぎりと握り、ボール特有の音が聞こえる。
天童「キミは、梟の…アカアシくんかな？」
赤葦「こんにちは。」
天童「…やばそうだねぇ、」
目を細くしてステージを見る。
見えるのは烏野のセッターの人。
天童「…Aちゃんかな。」
赤葦「早くいかないと」
ボールを受け取り、足早に向かおうとするとがしりと拒むように腕を握られた。
それが天童さんだとすぐわかった。
赤葦「…天童、さん」
天童「アカアシくんってさぁ、」
口を三日月型のように歪まし、
にやにやと目は笑っている。
天童「Aちゃんのことすきなの？」
赤葦「は、」
天童「気のせいじゃないと思うんだけど」
赤葦「…そういうなら、ここにいる皆さんもじゃ？」
天童さんは「言うねぇ、」となにか言いたげにしていたが。
天童「今はあの子優先だね、結構やばそー、」
赤葦「…早くいきましょう。」
俺をすらりと抜かしていく天童さんの背中に舌打ちをする。
がり、と音をして噛んだ自分の爪。
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モカ(プロフ) - もちゃこさん» ありがとうございます！初めての宮くんですが、頑張ります！ (2018年8月3日 16時) (
レス) id: 5993d4e948 (このIDを非表示/違反報告)
もちゃこ - 初めてコメントします。宮くんの小説楽しみです！ (2018年8月2日 20時) (レス) id: ceaa89e085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ | 作成日時：2018年6月30日 23時
