幼馴染みが怖い 4 【月島 蛍】

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及川「…はぁー」


休憩時間
ありったけのため息と共に不満を吐き出した。

それに対して皆興味はなさそうだけど
マッキーだけが反応してくれた。


花巻「及川さーん、どうしたんですかー？」

及川「聞いてくれるー？」

花巻「嫌でーす」



じゃあ聞くなよ、と突っ込みをいれておいて
また開いた口から出るのはため息。



岩泉「うるせえ及川」

及川「岩ちゃんまで…」

岩泉「お前のため息でこっちまで士気下がるわ」



とか言いながら話を聞いてくれるのか
隣に腰を掛けた岩ちゃん。



及川「あのねー、Aちゃんがねぇ」

岩泉「あぁ、あのかわいそうな子。」

及川「なに、かわいそうな子って」

岩泉「お前にストーカーされてんじゃん」

及川「可愛そうじゃないよ！」




合宿って知らなかったのは欠点だな。
最近部屋で見ないとは思っていたし、制服も動いてないしね。



さっきおくったばかりのLINEには未だに既読はついていない。



それを覗きこんだ岩ちゃんは、目をぱちくりさせた。


その顔が何だかわらけてくる。




岩泉「お前まじのストーカーじゃねえか」

及川「え、ひど」

岩泉「かわいそうだな、この子も。」

及川「何で？」



何で？
なんで可愛そうなんだろう。

別に相手は嫌がってないしね。
嫌だったら言うでしょ。








及川さんねえ、Aちゃん






及川さん俺のことどう思う?







及川さん教えて

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