検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:44,992 hit

106 ページ16

目をきゅっと閉じて
ぼーっとする頭に届いたのは、なにかをぶつけた様な音。


急に腕を離されたのか、床に自然落下していった私は一気に噎せた。




『けほっ、けほっ…』



やっと吸えた酸素を一気に取り込もうとして、過呼吸の様な形になってしまう。





「大丈夫!?」





私が聞きたかった声。




『赤葦さ、』


赤葦「偶然窓空いててよかった。



大丈夫、早く体育館戻ろう。」





腕をかしてくれて、立とうとするが
安心してからなのか立てなくなる。




赤葦「無理ないね…、乗って?」



後ろを向いて、しゃがみこんだ赤葦さん。

おんぶ…ってことなのかな。



なんだか悪くて、躊躇っていると




赤葦「早くしないと、起きるよ」



そう言われて、渋々乗った。




赤葦「…」



『…重たくてすいません』



赤葦「本当だよ」



『…すいません』



赤葦「ふふ、嘘だよ。」



『なっ、…』



赤葦「元気出してね。」






そうぽつりつぶやいた赤葦さん。


なんだか頼りになる背中をしていた。

作者から 最後まで読んでください→←105



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
238人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 月島蛍   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

モカ(プロフ) - もちゃこさん» ありがとうございます!初めての宮くんですが、頑張ります! (2018年8月3日 16時) (レス) id: 5993d4e948 (このIDを非表示/違反報告)
もちゃこ - 初めてコメントします。宮くんの小説楽しみです! (2018年8月2日 20時) (レス) id: ceaa89e085 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モカ | 作成日時:2018年6月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。