壱《プロローグ》 ページ2
『かはっ...ゔっ...』
黒 ｢呆気ない...最期...だったな｣
『っ...俺が...死ぬとでもっ...思ってるのか』
黒 ｢...鳩尾が貫通され...右腕が切断され...それ に伴う...内臓の損傷...肋骨も折れている...
人間ならば...死ぬ...｣
Aが負っていた怪我は、人間が死ぬには十分な致命傷だった。本来であれば息絶えていても可笑しくは無いだろう
『死ぬのは...っ...お前を...葬ってからだぁぁ ぁぁぁぁぁ!!!!』
黒 ｢!?(これ程の怪我で...立ち上がれると は...)...気骨は認める...けれど...｣ｽﾞｼｬ
『!!!!?(左脚が斬られたのか!?)』ｶﾞｯ
黒 ｢!!?ぐっ...｣
無 ｢A!!やめろ!!それでは死ぬぞ!!?｣
『っ...ぐぁぁぁぁぁぁ!!!!』ｽﾊﾟｯ
━─━─━─ ゴトッ ━─━─━─━
その瞬間は誰も見えなかった。否、目で追えなかった。黒死牟はの頸と胴は離れていた。上弦の壱とはいえ、あれだけのダメージを受けていけば再生するはずも無く、塵になって消えていった。
無 ｢!!斬っ...た？上弦の壱を...？｣
『っはぁ...はぁ...ぐっ...斬...れ...』ﾊﾞﾀｯ
無 ｢A!!!!｣
無一郎も右腕が切断、肋骨が数本折れていた。
歩くにはキツい怪我だった。重い足を引きずりAの所まで行くも、Aは既に息絶えていた。それもそうだろう。呼吸でさえしずらい状況であれだけ闘っていたのだから。
無 ｢...っ...ぅ...うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!｣ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
無一郎は泣き崩れていた。大粒の涙を流して幼子のように縋り付いていた。その時、
｢カァー！雅楽代A、上弦ノ壱トノ 対戦デ死亡!!カァー！｣
と、Aの鴉がそう言っていた。改めてAが居なくなった。死んだ。そう無一郎は、実感した。
暫くして、無一郎の容態が落ち着いてきた。すると、無一郎は立ち上がり、こう言った
｢おやすみ。また来世でね｣
そして、その願いは大正時代から何百年も経った時代、
『個性』を人々は持つ超人社会となってから叶った。
雅楽代 A
享年 15歳
朧柱として3年間、計5年間、鬼殺隊で鬼を狩り最期まで“柱”として闘った少年
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 593人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
引きこもり隊 - あれ、終わってる・・？ (2022年8月17日 8時) (
レス) @page40 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
カイセイ - ワァ終わっ、、、、た？ (2022年2月6日 22時) (レス) id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - あぁぁぁぁぁぁぁ 好きぃぃぃぃ はい、うるさくてごめんなさい。 大好きです。神作ですよね！ 終わり......?え、終わりですか？ つ、続きは....? お願いします。続きを恵んでください。 (2020年10月27日 21時) (レス) id: 09cbd981b0 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 頑張って更新して下さい！楽しみにして待ってます！ (2020年5月18日 22時) (レス) id: 3af1b26dc2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬呂くん推しのもち団子(プロフ) - 文才あって羨ましい...._(┐「ε:)_更新頑張ってください！ (2020年5月8日 19時) (レス) id: 3a04150756 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おかゆ。 | 作成日時：2020年3月22日 21時
