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story9 ページ10

一度言葉交わして、
二度微笑んだだけの人のこと、
どうして気にしなきゃいけないの?

ーーー

研修期間が始まってから今日で一週間。
初日よりはだいぶ自然と笑顔も出せるようになってきた。


仕事も結愛ちゃんが丁寧に、そしてスパルタで教えてくれてるから、大変だけどなんとかやっていけそうな感じだ。


だけど、受付ってこんなにやることがあるだなんて知らなかった。
いつも結愛ちゃんは平然と仕事をこなしていたから、もっと簡単なものかと思ってた。


やっぱり会社の顔って凄く大事な仕事なんだと改めて思い知った。






「心愛だいぶ、この仕事に慣れてきたね。様になってるよ」

『結愛ちゃんのおかげだよ』

「明日、彼氏と会うんでしょ?」

『うん』

「何その笑顔。ヤラシイ〜」

『なんでよ。笑』






今日は金曜日。
明日は彼氏の秀人に会える。






「あ、12時だ!心愛先にお昼に行ってきていいよ」

『じゃあ、お言葉に甘えて行ってきます』






前の部署じゃ自席でお弁当を食べれたけど、受付じゃ自席で食べれるはずがないから休憩室を使う。


あ、今日は寝坊してお弁当持って来てなかったんだ。
仕方なくお財布片手に社員食堂に向かう。


そう言えば、初日の日に結愛ちゃんに連れられて行った社員食堂。


"初めて来た"って言った私に、結愛ちゃんはビックリしてたっけ。


メニューも豊富だし、値段も安いからたまに利用するのもいいかもしれない。


今日のおすすめ定食を注文して空いてる席に座る。
周りは知らない人ばかりだ。


なるべく周りに人がいない席を選び食べ始めていたら、目の前に空いてる席に2人の男性が突然座ってきた。






「お疲れ!心愛ちゃーん!ここ、いい?」

『あ、卓くん!久しぶり!』






(たく)くんこと平岡卓。
私と同い年で関西の方。そして、よく喋る人。

そして、やはり知ってることはそれだけ。


よく前の部署で、遊びに来ていたから顔見知りではあるけど、知っていることはただ、それだけ。


会えば今日みたいに、話し掛けてくれて、気さくな人。





そして、卓くんの隣を見ると、澄まし顔の平野くんがいた。

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akimakixxx(プロフ) - kanadeさん» 私にも分かりません^^;笑 (2018年8月7日 21時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - これから歩夢君とヒロインちゃんがどうなっていくのか楽しみです。 (2018年8月7日 21時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
akimakixxx(プロフ) - kanadeさん» ずっと思考回路0でした(>_<;) (2018年8月7日 0時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - 更新待ってました。 (2018年8月7日 0時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - キュンキュンしながら読んでます。 (2018年8月1日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:am | 作成日時:2018年6月26日 1時

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