story8 ページ9
何かを壊さない様に、
気持ちはいつも半分だけ。
ーーー
"私も初めて見た!ヤバい超カッコ良かった"
もうすぐ寿退社するもう1人の受付の人まで、そんなことを言いながら結愛ちゃんと盛り上がってる。
『平野くんってどんな人なの?』
「は?心愛、平野くん知らないの!?」
『知らない』
「信じらんない」
『え、なんか有名な人なの?』
「この間の平昌オリンピック見てないの?」
『フィギュアは見てたよ。あと、なんだっけ?そだねーの、』
「もういい。平野くんはね?スノーボーダー選手で、
ソチと平昌オリンピックで2大会連続で銀メダル獲った凄い選手なんだよ!
それにあの容姿だから女子からもモテモテで」
『へー、でも、なんでうちの会社に?』
「うちの会社が平野くんとスポンサー契約交わしてるからじゃない」
『あー、なるほど』
「なるほどって、あんたねぇ。平野くんを知らない人がいるなんて思わなかったわ」
だって、知らないものは知らないんだもん。
「でもさ、平野くんここに来る時、
いつも話しかけるなオーラ出すから話し掛けづらいんだよね」
『なんで?話し掛けたらいいじゃん』
「ムリムリ。
なんかね、時々一瞬冷めた目で人を見る時があるんだよね。
実は冷たい人なのかな?
ま、そのクールさがたまらないんだけどね」
"
確かに私も彼を見た時は、クールそうには見えたけどホントの彼は優しい人だと思う。
「けど、心愛いい?平野くんには無闇に近寄ったらダメよ?
心愛にはあんな笑顔見せるなんてなんか危ない気がする」
『危ないって何が?笑』
何もある訳ないよ。
そんなモテる人が、私に何かするはずがない。
それに、私にはれっきとした彼氏がいるもん。
他の男の人になんて興味ない。
本当だもん。
この気持ちに嘘偽りないもん。
確かにその時の私、本気でそう思ってた。
66人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
akimakixxx(プロフ) - kanadeさん» 私にも分かりません^^;笑 (2018年8月7日 21時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - これから歩夢君とヒロインちゃんがどうなっていくのか楽しみです。 (2018年8月7日 21時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
akimakixxx(プロフ) - kanadeさん» ずっと思考回路0でした(>_<;) (2018年8月7日 0時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - 更新待ってました。 (2018年8月7日 0時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - キュンキュンしながら読んでます。 (2018年8月1日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:am | 作成日時:2018年6月26日 1時