story24 ページ25
強くなりたい
良い女の子も、悪い女の子も
演じ分けて、恋上手になりたい。
ーーー
「あそこ美味かったやろ?」
『うん、凄く美味しかった。お店の雰囲気も落ち着くし、良いお店だね』
実はあれから1度、仕事の後あのお店に1人で食べに行った。
お店のおばさんは、1度行っただけなのに私のことを覚えてくれていた。
これから常連になろうと思ったくらい、居心地の良さを感じたお店だ。
『あの日は平野くんにご馳走になった上に、家まで送ってもらっちゃって、それがなんか、...申し訳なくて』
「え?家まで送ってもらった、って歩夢に?」
『うん』
ビールジョッキを持ったまま驚いた表情を見せる卓くん。
私、そんなに驚くこと言った?
「タクシーで?」
『タクシー?ううん、平野くんの車で』
「歩夢の車で?マジで!?
へぇー、歩夢乗せたんやぁ。心愛ちゃんのことは...」
そういった後、目の前で何かを考えながらニヤニヤとする卓くん。
なんか、ちょっと怖い。
『何?』
「あぁ、ごめん。ちゃうねん、歩夢って変なとこ潔癖やねん。やし、絶対に他人には自分の車乗せたがろうとせーへんねん」
そうなの?
でも、平野くんから送るって言ってくれたようなする気がするけど...
「そやし、俺らとどっか行く時はいっつも俺の車やねん。笑
歩夢の車の中、綺麗やったやろ?笑」
『うん。確かに綺麗だった。笑』
でも、それは前の方だけで、後部座席の片方のイスが倒れていて、ボードとかが置いてあった。
「俺なんか、1回も乗せてもらえてへんし!
酷ない?俺汚なくないのに。笑」
そう言いながら自分の匂いを嗅ぐ卓くんがおかしくて、ちょっと笑ってしまった。
『今度、乗せてって頼んだら意外と乗せてもらえるかもしれないよ?笑』
「じゃあ、心愛ちゃん一緒に頼んで!俺だけやったら絶対にあいつ嫌がりよるわ」
2人でビールを飲みながらそんな楽しい会話をしていたら、だいぶ酔った卓くんが急に話題を変えてきた。
それは最も1番触れられたくない話題に...
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akimakixxx(プロフ) - kanadeさん» 私にも分かりません^^;笑 (2018年8月7日 21時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - これから歩夢君とヒロインちゃんがどうなっていくのか楽しみです。 (2018年8月7日 21時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
akimakixxx(プロフ) - kanadeさん» ずっと思考回路0でした(>_<;) (2018年8月7日 0時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - 更新待ってました。 (2018年8月7日 0時) (レス) id: df4e83e4db (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - キュンキュンしながら読んでます。 (2018年8月1日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:am | 作成日時:2018年6月26日 1時