遠 い 空 2

story 7 ページ7

ねぇ？お母さん、
人を好きになるって、
胸がキュンとして痛いよ。

ーーー


遥輝と私の家をお互いに出て、
遥輝は北海道行きのチケットを、
迷いなく2枚購入した。


その時、カメラのフラッシュ音がした。


もしかして見張られてた？




｢気にすんな。堂々としてろ。｣

『でも、』

｢お前と付き合った時から、
いつかこうなるって、俺覚悟してたから。｣




私はこの際いい。

誰に何言われても。

でも、遥輝は私とでは立場が違う。

私のせいで、
野球に支障が出ないといいけど…





そして、案の定、次の日。
週刊誌、スポーツ紙全面に、
遥輝と私の顔写真付きで取り上げられた。

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