story 46 ページ46
愛が形として、
目に見えたらいいね。
ーーー
「ってかさ?」
『ん?』
「実は卓さんらも観に来てんねん。」
『え!?そーなん?』
「で、皆とも打ち上げしたいんやけどい?
それとも、俺と2人だけがい?」
『卓さんらとの打ち上げ!』
「即答やな。
俺と2人は嫌なんかい。」
『そー言う訳ちゃうけど、
来てくれてはったんなら挨拶したいし…』
「何かムカつくけど、まぁええわ。
卓さんに電話するし、その間タク呼んどいて。」
『あいよ!』
「あ、卓さん?今から行くわ。」
遥輝が卓さんに電話してる間に、
タクシーを拾う。
まだ、卓さんと話し中の遥輝を手招きして、
タクシーに乗り込んだ。
『遥輝どこ行くん?』
「西村の家。」
『西村?誰?』
「俺のチームメイト。
そいつも俺らと一緒にお前のLIVE観に来とって、
ついでに「実家に帰る」言うから、
そこで皆集まってんねん。」
『その人も和歌山の人なん?』
「そう。あ、西村?もう着く。」
その、西村って人に遥輝が電話をして、
タクシーを降りた。
「遥輝さーん!」
「遅なってごめん。」
「いいっすよ。
あ、こんばんは。初めまして西村です。」
遥輝と私を見つけた彼は、
遥輝と喋った後、私を見て挨拶をしてくれた。
『あ、初めまして。』
「狭い家ですがどうぞ入って下さい。」
と言ってスタスタと家の玄関を開けて、
私と遥輝を招き入れてくれた。
「『お邪魔します。』」
「今、親二人いないんで、
食いもん、お菓子とかしかないんすけど…」
「そんなんえーよ。なぁ?」
『うん。何か食べたいなら作りますけど…』
「そんなんさせられませんよ。笑」
西村さんの第一印象は、
腰が低くて、礼儀正しい人。
彼がリビングのドアを開けたら、
卓さん、きゅんくん、杉谷さんとこれまた
馴染みのあるメンツの人達がいた。
「AちゃんLIVE良かったよ!
俺「Aちゃーん!」って叫び過ぎて声枯れた。笑」
予想通りと言っていいのか、
最初に声を掛けてくれたのは杉谷さん。
相変わらずひょうきんな人で面白い人。
そして、皆で乾杯した後、恋愛の話になった。
119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
m2(プロフ) - キュンキュンします^^* (2020年1月30日 16時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:haru | 作成日時:2019年8月20日 19時